=========================================================================== 【ソ フ ト名】 Magic Packet Sender for JAVA 【バージョン】 0.9.2 【 対象OS 】 Java Runtime Environment 1.1 以上 【 著作権者 】 小川格(itaru-o@diana.dti.ne.jp) 【 公開日 】 初回 2000.02.07, 今回 2000.06.18 【ソフトウェア種別】 GPL 【 転載 】 個人的な範囲では自由に転載・再配布していただいてかまい ません。商用の場合にはご連絡ください。 =========================================================================== ・ご注意------------------------------------------------------------------- 本ソフトの著作権は小川格が所有しています。小川格は本ソフトウエアを 使用したことにより生じた損害について一切の責任を負いません。 ・ソフト概要--------------------------------------------------------------- Wake On LAN という言葉をご存じでしょうか? これはLANでつながったコンピューターを他のコンピューターから起動することです。 Wake On LAN についての詳細は省略しますが、Wake On LAN で一般的な方法として Magic Packet 技術(AMD社の商標)というものがあります。簡単に言ってしまえば リモートコンピューターを起動するのに特殊なパケット(データーのかたまり)を 用いる技術ですが、このMagic Packet Sender(長いので以下MPSと略)はその特殊な パケット(Magic Packet)を送信するプログラムです。同様のソフトがいくつか公開 されていますが、拙作のソフトはJAVAで書かれており、従ってJAVAが実装されて いれば、 OSを問わず動作します。ネットワークではMacやWindowsやLinuxが混在して いるようなことがよくあると思います。そんなときにMPSは威力を発揮し、どのOS上 でもMagic Packetを送信可能です。 様々なOSで使用されることや、自由度等を考えCUIで実装しました。このソフトはGPL (GNU Public License)の下に配布します。従ってソースコードが欲しい方はその旨 お伝え下さい。(汚い上にあまり参考になるとも思えませんが…^^;) ・リリース履歴------------------------------------------------------------ * Ver.0.9.0 2000.2.7 -ファーストリリース * Ver.0.9.1 2000.3.20 -細かい修正(とくにメッセージ) * Ver.0.9.2 2000.6.18 -ファイル読み込み機能を追加 -インタラクティブモードを追加 ・今後のロードマップなど-------------------------------------------------- 現状で、ほぼ完成といえます。またGUI版の作成も考えています。ただしGUIを実装 する事がJavaのプラットフォーム非依存性を潰してしまうのではないかとも考 えています。(画面の解像度やフォントは多様であるためです。) ・インストール方法-------------------------------------------------------- 1.JAVA1.1以上の実行環境がインストールされている必要があります。 以下を参照して下さい。(Personal JAVA 1.0以上でも動作します。) http://java.sun.com/products/jdk/1.2/ja/jre/index.html (Windows, Linux, SolarisのJREリンクがあります。) http://java.sun.com/products/personaljava/index.html (Windows CE(MIPS,SH-3)用Personal JavaのJREがダウンロードできます。) http://www.apple.co.jp/java/ (Macintosh用のJREがダウンロードできます。) 2.ファイルを解凍してください。 3.生成されたファイルを適当なディレクトリに置いてください。 ・アンインストール方法---------------------------------------------------- 1.解凍されたファイルを削除して下さい。 ・使用方法概説------------------------------------------------------------ MagicPacketSender.classがプログラムの本体です。 使用方法として以下3つが想定されています。 (1)とりあえず試してみる場合、または、あるコンピューターを一度だけ起動 したい場合。 1.コマンドプロンプトやターミナルエミュレータを起動します。 2.ファイルを置いたディレクトリに移動します。 3.java MagicPacketSenderとコマンドを打ってください。 4.「Input Broadcast Address > 」とブロードキャストアドレスを問い合わせます ので、起動したいコンピューターの属するブロードキャストアドレスを ピリオド区切りで指定して下さい。 5.次に「Input MAC Address > 」とMACアドレスを問い合わせますので、 起動したいコンピューターのMACアドレスをコロン区切りで指定してください。 6.入力にエラーがなければ指定されたコンピューターにMagic Packetを送信します。 (2)1台のコンピューターを頻繁に起動したい場合、または、複数のコンピューターを 一度に起動したい場合。さらにそのコンピューター群を切り替えて使用したい場合。 1.適当なファイル名で以下のような書式をもつテキストファイルを作成します。 ファイルは本体と同じ場所に置いてください。 (ピリオド区切ブロードキャストアドレス)<スペース>(コロン区切MACアドレス) (ピリオド区切ブロードキャストアドレス)<スペース>(コロン区切MACアドレス) : : (3番目以降(スペース2つ目以降)のパラメータは無視されます。コメントなど を記述可能です。) 2.バッチファイルやシェルスクリプトでファイルを置いたディレクトリに移動した 後、 java MagicPacketSender -f=(ファイル名) として下さい。たとえば、 java MagicPacketSender -f=address2.dat などとなります。 (サンプルのaddress2.datもアーカイブに同梱されています。) 3.指定されたアドレスに順次 MagicPacket を送信します。 指定に部分的にエラーがあってもそのコンピューターへの送信は中止されますが、 その他のコンピューターへの送信は続行します。 なお、-fオプションを指定しなくてもデフォルトでaddress.datという名前の ファイルを検索します。このファイルが見つかった場合、上記(1)のインタラク ティブモードへ移行しませんのでご注意下さい。 (これはWindowsCEで使用するための配慮です。WindowsCE(pjava.exe)ではJREの インストール後classファイルが関連づけされますので、address.datだけ記述 しておけば、クラスファイルのショートカットを実行するだけで、無オプショ ンで使用することができます。) (3)Ver0.9.1以前との互換モード 1.コマンドプロンプトやターミナルエミュレータを起動します。 2.ファイルを置いたディレクトリに移動します。 3. java MagicPacketSender -a=(ブロードキャストアドレス) -m=(MACアドレス) とコマンドを打って下さい。たとえば、 java MagicPacketSender -a=255.255.255.255 -m=01:23:45:67:89:ab などとなります。 4.エラーがなければ指定されたコンピューターにMagic Packetを送信します。 5.コマンドが長くなりますのでバッチファイルやシェルスクリプト等を 用いることをおすすめします。 ・連絡先など-------------------------------------------------------------- バグ、ご意見、ご感想やご質問などは、itaru-o@diana.dti.ne.jpまでお願い します。 ホームページは、http://www.diana.dti.ne.jp/~itaru-o/です。 以上 2000.6.18 小川格