【 カタログDATA 】
BMW F650FUNDURO 96年式
エンジン:水冷シングル4バルブツインキャブレター 652cc
最高出力:48ps/6,500rpm 最大トルク:5.8kg-m/5,200rpm ミッション:5速
全長/全幅/全高:2,180mm/880mm/1,220mm
ホイルベース:1,480mm シート高:810mm
タンク容量(リザーブ):17リットル(2リットル)
車両重量:約189kg(満タン状態)乾式では170kg位かな?
ブレーキ:ブレンボ製 Fシングルディスク/Rシングルディスク
現在、BMW唯一のチェーン駆動 タイヤ:前後チューブタイヤ(F19/R17)


インプレッション(毒あり注意!)
 一般的にビックオフローダーというカテゴリー。だから、オフローダーとしては車重が重たいです。個人的にはターミネーター好きなので、もう20kg軽ければ良いのに・・・・逆にこの車重がBMWツアラーとしての安定感を生んでいます。これが意外と重要なのかもしれません?!

 スタイルは誰にでも受け易い女性的なデザイン。イタリア万歳!日本ではあまり見かけないが、世界的な生産台数はすごいです。もっとも外国ではセカンドカー的要素が強い。そして、目立つ白カウルは意外と空力や暴風性は悪くないです。私は気になりませんが、若干メーターバイザーはもっと高いと更にライダーには楽かもしれません。

 このバイクの快適速度は一般道ツーリングでは80km/h、高速クルーズでは100km/hです。これぐらいがギア比がしっくりしてマッタリできます。

 腰痛持ちにはベストのライディングポジションといえる。医学的にもバイクの中で最も楽な状態といえる。問題は810mmという高めのシート高。止まればバレリーナのツンツン状態。車重とオートキャンセルスタンドとの合わせ技で押さえ込み一本!!よく寝ます(立ちゴケ?!)「いやー寝る子(F650)は育つ!」

 そして、取り回しはデュアルパーパスポジションであることもありハンドルの幅と切れ角も充分。小回りは大得意です。またこれはセンタースタンドもついていました。これは非常に便利。かならず付けるベシ!

 操作系はイタリアン。やっぱりブレーキクラッチレバーやウインカースイッチは遠いです。そして、重たい。とはいえ、ドカほどではないですけど・・・

 このF650はエンジンはロータックス製、制作はアプリーリア、販売はBMWという訳の分からないEUバイク。(ちなみに今のF650GSは完全BMW製です。)兄弟車ビモータのスーパーモノdd-1と共通のエンジンということから、まさに血統はレース寄りのチューニングエンジン。そのためシングルのくせに3000回転以下はまったくトルクがありません。このエンジンは6000以上回してなんぼ?!のエンジンです。だから、ちょいといじれば簡単にパワーアップできるはず。まずはあの重い純正マフラー交換ってことか。

↑兄弟車?!【ビモータbb1】

 ミッションは5速。1,2速が離れているため渋滞路ではどっちつかずであつかいにいくいです。上の方はさすがはBMWという感じ。なんの苦もなく荷物満載の高速ツーリングが可能です。

 最大積載量はさすがはBMWといえます。シティケース(片側10リットル)とはいえパニアケースはいいもんです。でも、タンクはプラ製のダミーなので磁石製のタンクバックがつかないので基本的にすべてリアに積載することになります。そのため1速の高目のギア比とあいまって簡単にフロントアップします。注意してください!オフロード車風シートとキャリアが比較的フラットで大きく広いので積載は容易です。サイドパニアケースはハンドル幅より大きいのですり抜けの際、ガードレールアタックに注意。

 よく「パニアはトップかサイドかどちらがいい?」と聞かれますが重心が低くなることと積載量の調整ができる「サイドパニア」を購入した方が良いと思います。特に長距離ツーリングの装備を考えるとトップケースのみでは心もとないです。キャンツーでは多分足らない。サイドパニアを取り付けると積載幅増加、そのパニアステイの上にも積載することが出来ます。荷物がサイドパニアを超える積載が必要な場合はTPOに応じたかばんで処理できますから。

 ブレーキは前後輪シングルディスクブレンボ製。そのマシンの特徴からややオンロードをハードに攻めるにはスポンジーである。無論、ダートで握りゴケしないセッティングになっています。また、その長めの柔らかいサスストロークと合わせて前後の荷重移動が激しいため落ち着きがなくライダーには腕を要求します。とはいえ、まったりと普通に走る分には誰にでも乗りやすいと思います。

 また、特徴的なのはリアの泥除け?効果はいかがなもんでしょうか?
 現在のタイヤは両輪とも「MICHELIN MACADAM50」。いわゆる完全なオンロードタイヤ(チューブレスタイヤ?!ショップ泣かせです。ToT)です。サイズ的にハイグリップタイヤの設定がないのでそれなりのタイヤでしょう。それに自分的にオンロードがメインで悪路を走ることはほとんどありませんのでこれが良い選択です。しかし、ファンデューロのコンセプトからチューブタイヤ+スポークホイールは納得がいきません。その点はチューブレスタイヤ+キャストホイールに改善を望む。実際、パンクの際にはチューブタイヤは自分で治せません。
 燃費は普通に乗っていれば20km/L前後。大型バイクとしては優秀である。タンク容量も大きく約17リットル。ツーリングでは1タンクの航続距離は300〜400kmとなります。もっとも、高回転エンジンの性か走り方によりかなりの燃費格差があります。  やはり、というか残念というか部品ひとつひとつどれをとってもBMWというよりかイタリアンティスト満載です。部品のあいまいさ、電装系の弱さ。そして、BMWでは唯一のシャフトドライヴではなくチェーン駆動。車重の関係?かコストの関係か?多分後者。しかし、そのため整備性は良いし、ギア比が簡単に変更できるので嫌いじゃないです。でも、最近発売のF650CSスクーパーのメンテナンスフリーベルトドライヴは興味があります。これつかないかなあ?!
 メーターはごく一般的なレイアウト。スピード、タコ、水温計の三連メーターとその他イージーケーターである。BMWとしてはかなりアッサリしています。他のBMWだと更にフューエルや時計もついています。うらやましいなあ。  ハッタリ抜群のおなじみBMWエンブレム。あらゆるところにこれでもかとついています。オイルキャップ、メーター、パニアとかにねえ。でも単体で買うとかなり高い。

 一応、ドイツBMWマークはその昔戦闘機メーカーだった頃のプロペラのイメージをイメージしたもの。F650って4輪を含め最も安いBMWではないでしょうか?

 このF650の悪評として話題なるのはかならずここ。そう「オートキャンセルスタンド」です。荷重が抜けると自分で上がってしまいます。慣れた今でもやっぱりやります。立ちゴケを・・・・なんとかならないんでしょうか?

 とあるサイトの引用であるが、BMWJAPANの話では、「サイドスタンドに対する危険性は走行時にサイドスタンドが出ていて転倒する事と考えており、その事にたいしオートキャンセルは有効なシステムである。運転者はメイン・サイドスタンドを使い状況に応じて安全に停車させなければならない。また停止装置はその時代で最適な物を提供している。」といっているみたいです。とはいえ世間ではオートキャンセルの解除の改造が提供されており、多くのオーナーが利用している現実がある。また日本車では受けいられていないシステムである。皆さんどう思いますか?

 【余談】  すばらしく美しい白い機体(自画自賛)は車の後ろを走ると白バイに間違って、急ブレーキに注意!

 真っ白な機体のイメージからジャングル大帝「レオ」。というよりそんなにエラソーではないのでその息子「ルネ」という感じ。彼を”ルネ”と呼んでやってください。

 しかし、このインプレションをこーしてみると親馬鹿!溺愛してますなあ?!ハハハ・・・

2002.9.5入稿