◎ 定期的な歯科処置
私はALSに罹患してから咀嚼(そしゃく)と嚥下(えんげ)が極めて困難となり、食べることを失いました。
栄養や水分は、胃に直接、栄養剤(流動食)を入れるための胃瘻(いろう)より摂取をしていますので口から食物を取ることは無いわけですが、口腔内は日々清掃をしてもらわないと気持ちが悪く、歯石の付着は以前よりも著しくなったような気がいたします。
そして、「介護の状態は、要介護者の口の中を見ればわかる」と言われることがありますが、家庭に於いては、歯磨きや口腔内の清掃はできても歯石の除去は難しいものです。
幸いにも私の場合は中学、高校時代に同級だったT君が市内で歯科医院を開業しており、私の状態を知って定期的に我家を訪れてくれ、ボランティアとして私の歯を診てくれています。
♦ T君は突然、病気の身となりました。 それでも我家を訪れてくれていました。 そのT君、病気への対応のため県外の専門医院へ入院すると言っていましたが、定期的な連絡やメールが来なくなりました。 情報によりますと、亡くなったとのこと。 とても信じられることではありませんが、、、取り敢えず、お世話になったお礼と、ご冥福をお祈りさせていただきます。
|
|
|
|
|