―――――ぼいじゃあ―――――ときおり浩平がかいま見る永遠の世界………… あれって見るたびなんか視点がどんどん上空になってくんですけど………… 地球の重力から解き放たれるのか、浩平君? じゃあ、浩平が永遠の世界に旅立つこと無く、この世界に残れたとして あの夢を見続けたら………… 太陽系なんかひとっ跳びぃぃぃ! 「どうしたの浩平? 最近よくうなされてるみたいだよ…………」 「ああ、どうしても木星の重力圏から抜け出せないんだ」 眠る度、浩平が見る、目の前いっぱいに広がる木星………… それは絵画の様に幻想的………… 喩えるなら………それは…………… ムンクの『叫び』みたいな…………… それって拷問だって♪
by詠月(SELENADE)
99/05/20UP
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