チェスのソフトウェアといえばまず対局用のソフトウェアが頭に浮かびますが、それだけではありません。 分類すると以下のようになると思います(1つのパッケージに複数の要素が入った製品もあります)。
このうち、対局用のソフトウェアは日本国内で日本語のものが入手できます。レベル的にもかなりのもが 売られているようです。教育用ソフトウェアは一応ありますが、入門向けのみのようです。
しかし、チェスにはまってしまった人は日本製の対局用ソフトでは満足できないようになります。 色々な意味で海外のソフトウェアのほうが進んでいます(チェスの普及度が違うので当然です)。 さまざまな会社がチェスのソフトウェアを販売していますが、その中でも独ChessBase社が有名のようです。 この会社は後述するFritzシリーズをはじめ、さまざまな有用なソフトを提供しているので 記憶に留めておいてください(リンク集参照)。ChessBase社を含めて、海外のソフトもインターネット上で 簡単にオンライン購入することができます。
Fritz6は独ChessBase社の製品でWindows版のみが提供されています。対局用ソフトウェアとデータベースから構成されています。
Fritz6は後述のChessMaster7000と比べてマニア向けということになっていますが...そうなんでしょうか。 個人的にはあまり違うジャンルのソフトとは思っていません。ただ、チェスを覚えたての初心者が Fritz6を使うのは確かにちょっと大変かもしれません。初級者(>初心者)以上なら好みの問題という気がします。
Fritz6はChessBase社のサイトでもオンライン購入できますし、それ以外にも チェスソフトを販売しているさまざまなサイトでオンライン購入できます。作者はChessBase社から直接購入しました。 リンク集を参照してください。
上のリンクにスクリーンショット入りの詳細情報があります。ちょっと重たいですが御了承下さい。
ChessMaster7000は英MINDSCAPE社の製品です。ChessMasterシリーズ全体で 400万本以上の出荷実績があると箱に書いてありました。ChessMasterシリーズにはWindows版と Macintosh版があります。ここでは作者の所有するWindows版のChessMaster7000について述べます ので、Macintoshユーザの方はChessMaster.Com(リンク集参照)で情報を得てください。
ChessMaster7000はCD-ROM2枚組みで、対局プログラム、データベース、チュートリアル、註釈付き棋譜集など から構成されます。ヨーロッパ版以外ではChessMaster7000のサイトでオンライン対局ができる機能があるそうです。 作者の所有するのは残念ながら英国バージョンのようで、この機能が使えません。
ChessMaster7000の良いところは対戦相手のレベル調整が自由自在ということです。初期状態でさまざまなレベルの 相手が何十人も登録されており、その中にはレーティング2桁、3桁の相手もいますから、ルールを覚えた日から 使用することができます。
ChessMaster7000は日本国内で購入できます。作者は秋葉原のT-Zoneミナミで5300円で購入しました。
但し、ChessMasterシリーズは日本語Windowsとの相性が悪いという報告が多数されています。
上のリンクにスクリーンショット入りの詳細情報があります。ちょっと重たいですが御了承下さい。
ChessAssistantはConvekta Ltd.社のデータベース製品です。競合するChessBaseが有名なので 日本では使っている人は少ないかもしれません。
116万局収録のHugeBaseと呼ばれるデータベースがメインで、ここに毎週新たなゲームを追加していくことが出来ます。 その他に任意に自分だけのデータベースを作成できますし、各データベースについて指し手のツリーを作成することができます。 また、分析にしようするChess Tiger 12.0というエンジンが付いてきます。これによって局面評価を行うことが出来ますし、 このエンジンとの対局も可能です。Chess TigerのほかにCraftyというエンジンも付属しています。
上のリンクにスクリーンショット入りの詳細情報があります。ちょっと重たいですが御了承下さい。
下記は作者自身の体験と調査に基くもので、誤りがあるかもしれませんので御了承下さい。 誤りを見つけた方は御一報下さい。
| 分類 | 評価項目 | Fritz6 | ChessMaster7000 |
|---|---|---|---|
| 対局 | 棋力(MAX) | ◎ | ◎ |
| 対局 | レベル調整 | ○ | ◎ |
| 対局 | 棋風調整 | ○ | ◎ |
| 対局 | レーティングゲーム | ○ | ○ |
| 対局 | トーナメント戦 | × | ○ |
| 対局 | 持ち時間設定方法の種類 | ○ | ○ |
| 対局 | 持ち時間ハンディキャップ設定 | ○ | ○ |
| 対局 | ドローの判定(※1) | △ | △ |
| 対局 | 人間対人間の対局(※2) | × | ○ |
| 対局 | ソフト対ソフトの対局 | ○ | ○ |
| 対局 | ファイルへの保存(独自フォーマット) | ○ | ○ |
| 対局 | ファイルへの保存(PGN標準フォーマット) | ○(※3) | ○ |
| 対局 | 棋譜表記法の種類 | △ | ○ |
| 特殊機能 | 自由な駒の配置 | ○ | ○ |
| 特殊機能 | 局面評価 | ○ | × |
| 特殊機能 | チェックメイトのサーチ | ○ | ○ |
| ユーザインターフェイス | チェスセットの種類 | ○ | ◎ |
| ユーザインターフェイス | 2D表示 | ○ | ○ |
| ユーザインターフェイス | 3D表示 | ◎ | △ |
| ユーザインターフェイス | 3D表示での視点変更 | ○ | × |
| ユーザインターフェイス | ボードの大きさ変更 | ○ | △ |
| ユーザインターフェイス | ボードの反転 | ○ | ○ |
| ユーザインターフェイス | 指し手の取り消し | ○ | ○ |
| ユーザインターフェイス | クロックのアナログ/デジタル切り替え | ○ | ○ |
| ユーザインターフェイス | CD-ROMを挿入しない状態での対局 | △ | ○ |
| データベース | 収録対局数 | 300000 | 500000 |
| データベース | ECOによるオープニングのサーチ | ○ | ○ |
| データベース | エンドゲームのサーチ | ○ | × |
| データベース | Tactics/Strategyのサーチ | ○ | × |
| データベース | その他テーマ(例:Kingの位置/Pawn Structure)別サーチ | ○ | × |
| データベース | 対局者によるサーチ | × | ○ |
| データベース | 日付によるサーチ | △ | ○ |
| データベース | 対局場所によるサーチ | × | ○ |
| データベース | 局面によるサーチ | × | ○ |
| データベース | 統計情報の提供 | ○ | ○ |
| 教育 | 対局中の助言機能 | ○ | ○ |
| 教育 | チュートリアル | × | ○ |
| 教育 | 註釈付き棋譜集 | × | ○ |
| その他 | 日本語環境での安定性 | ○ | ×(※4) |