スミダノハナビ(墨田の花火)

両性花
両性花
花径1cm・淡青色
装飾花
花径4cm・白色・八重咲き
隅田川の花火を想わせる花
『スミダノハナビ』

手に入れたときは、50cmくらいの弱々しい木でした。地植えしたところ、数年で、2mほどになりました。

アジサイ(紫陽花)

科名    アジサイ科アジサイ属
       従来はユキノシタ科に入れられていたが、 花形の違いにより、
       アジサイ科として独立された。『園芸植物』山と渓谷社(1998発行)
原産地  日本
花期    6〜7月
花色    淡紅色・紫・白色
別名    七変化(日本)・八仙花(中国)
名前の由来 青い花が集まって咲く花の意

アジサイは日本原産!

 日本原産のアジサイとは「ガクアジサイ」のこと

「ガクアジサイ」は、伊豆七島、伊豆半島、房総半島、愛知、和歌山、高知などの海岸地帯に自生する」ということです。1820年代に長崎で活躍したシーボルトによって、海外に紹介された話はよく知られています。
しかし、それ以前の18世紀末に、すでに、日本産のアジサイが、中国を経て、ヨーロッパへ渡っています。欧米でも好まれ、品種改良が盛んな花木です。今は、中国を経てヨーロッパに渡り、育成された西洋アジサイが 主流で、ハイドランジアの名で流通しています。(2000.6記)

学名についてのこぼれ話

「シーボルトが日本人妻の『おたき』の名前から、【オタクサ】という学名を付けた」という話はあまりにも有名ですが、実際には、【オタクサ】という学名はないそうです。
シーボルト以前に別のオランダ人がすでに学名を付けていたために、シーボルトの学名は採用されていないからだそうです。(2000/12/9のNHKラジオから)

万葉集にも、アジサイを詠んだ歌があるそうですが、 「万葉のアジサイは、日本の山野に自生するガクアジサイである」 (『万葉の植物』松田修著) ということです。