ジンチョウゲ(沈丁花)

フイリジンチョウゲ(斑入り沈丁花)
葉に白色の縁取りがある。
シロバナジンチョウゲ(白花沈丁花)
【松田さんの庭にて】
花弁のように見えるのは萼(がく)で、花弁ではないそうだ。

科名    ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
別名    沈丁・ずいこう(瑞香)・ちょうじぐさ(丁子草)・
原産地  中国
花色    白・桃・紅色
花径    1.5cm前後
花期    2〜4月
樹高    1〜1.5m 
名前の由来 
★花の香りが沈香(じんこう)に、花が丁子(ちょうじ)に似ているところから。
★花の香りが、ジンコウ(沈香)・チョウジ(丁子)に似ているところから。

★沈香(じんこう)・・・・・・高さ10mほどのジンチョウゲ科の熱帯産高木。この材を土中に埋めて腐らせたものが香料として用いられる。特に優良品が伽羅(きゃら)である。
俗にいう「沈香(じんこう)も焚(た)かず屁(へ)もひらず」の「沈香(じんこう)」はこれを指す。「沈香」を「ちんこう」と読むのは間違いである。

★丁子(ちょうじ)・・・・・・高さ10mほどになる熱帯地方のフトモモ科の常緑高木。花は淡紅色で、香気が強く、つぼみは乾燥して染料・薬剤にしたり油をとったりする。実からも油をとり、香料・薬料に用いる。

室町時代に渡来した。雌雄異株だが、日本では雌株はほとんど見られないそうだ。まれにある雌株の果実は、直径1cmの楕円形で、赤く熟するという。

早春に広がる香りは、まだ残る寒さを忘れさせてくれます。