ウスユキソウ(薄雪草)

ウスユキソウ ウスユキソウ
ライオンの足の裏に似ている!! エーデルワイス??

科名    キク科ウスユキソウ属
草丈    25〜50cm
花径    4cm前後
花色    白
花期    3〜6月(栽培種の場合)
名前の由来
薄雪草:全体に灰白色の綿毛が生えているのが、薄雪をかぶったように見えることから。

この苗には、園芸店で「エーデルワイス」という名札が付けられていました。
物好きな私は、もちろん、店の思惑通りに飛びつきました。
でも、冷静に考えると、あの「エーデルワイス」がこんなにたやすく手に入るはずはありません。
 
日本には、「ウスユキソウ」という「エーデルワイス」と同属の野草があります。
今、庭で咲いているのは、その中の「ミヤマウスユキソウ」あるいは「ホソバヒナウスユキソウ」のようです。

以前、NHK・BS放送で、女優・斉藤由貴さんの『エーデルワイスを見るためのアルプス・トレッキング』を放送していました。
斉藤さんは、数日かけてのトレッキングの末に遭遇した「エーデルワイス」の前で、あの大きな目から大粒の涙を流していました。
本物をその現地で見ること、最高の贅沢だと思います。

私が買った「エーデルワイス」が本物かどうか、私にはわかりません。
でも、今の私が「エーデルワイス」を簡単に手に入れることなんて、してはいけないことだと思います。
やはり、『あるべき所にあってこそ、本物の価値があり、感動がある』のだと思います。

ウスユキソウ(薄雪草)
生育地    本州・四国・九州の低山帯
花期      7〜8月
特徴     「ミヤマウスユキソウ」に比べ、葉の幅が広い。

ミヤマウスユキソウ(深山薄雪草)
生育地   高山(東北地方)
花期     7〜8月
特徴    ヨーロッパ・アルプスの「アルプスの星」といわれている「エーデルワイス」によく似た多年草。葉の幅が細く、全体に綿毛があり、フランネルのような感じである。身近な草では「ハハコグサ」に似ている(花の形は違っているが・・・)。

ホソバヒナウスユキソウ(細葉雛薄雪草)
生育地   高山(群馬県の至仏山、上越国境の谷川岳・朝日岳など)
花期    6〜7月
特徴    「ミヤマウスユキソウ」の変種。

 「エーデルワイス」のことも調べてみました。

エーデルワイス(Edelweiss)
「Edelweiss」はドイツ語で、英語でいう「noble white」(気高い白)の意。
生育地   ヨーロッパのアルプス
特徴    「ミヤマウスユキソウ」「ホソバヒナウスユキソウ」とよく似ているが、
       葉の表面の綿毛が薄く、染色体が4倍体である。
花言葉  高貴な純潔・尊い思い出

後年、「アルプの里」で見ることができました。