ハンゲショウ(半夏生)(半化粧)

ハンゲショウ ハンゲショウの花穂
ハンゲショウ 拡大したハンゲショウの花穂

科名    ドクダミ科ハンゲショウ属
別名    カタシログサ(片白草)・三白草
花期    6〜8月
花色    薄黄色
花径    0.2cm
草丈    60cm〜100cm
名前の由来
ハンゲショウ(半夏生)
   夏至(げし)(陽暦6月21日頃)から11日目(7月初旬)を半夏生といい、
   その頃に白い葉をつけることに因んだ名。
   江戸時代に入ってからの呼称という。
ハンゲショウ(半化粧)
   葉の一部が白くなることを意味した名。
カタシログサ(片白草)
   『和名抄』(西暦931〜938)に「三白草 加多之呂久佐(カタシロクサ)」と
   載っているという。
   葉の半分が白いことから。
三白草
   茎の梢三葉が白いことから。
★英名lizard's tail
   意味は「トカゲの尻尾(しっぽ)」。花穂の形を表したもの。

「ドクダミ科で、臭気がある」と書かれた本が多いようです。
私の観察では、青臭さは感じられますが、ドクダミのような強烈な臭さはありません。

ハンゲショウが「半夏生」「半化粧」どちらの意味であっても、趣のある名です。
私は名前に釣られて、植えました。

花はいたって地味なため、葉を白くして、昆虫を呼ぶ目印にしているといわれています。
そういえば、葉が白いのは、花の時季だけのようです。

英名「lizard's tail(トカゲの尻尾の意)」はユーモラスというより、現実的な命名のようで、
民族性のあらわれでしょうか?