フウチソウ(風知草)

フウチソウ
フウチソウ フウチソウの花穂

科名    イネ科ウラハグサ(ハコネクロア)属
別名    ウラハグサ(裏葉草)
原産地   日本
花期    8月〜10月
花色    白・緑
葉色    緑・黄緑・黄色・斑入り
花径    極めて小さい
草丈    40cm〜70cm
名前の由来 
学名は「箱根の草」という意味で、原生地の箱根の地名をとっている。
 命名者は牧野富太郎博士。
「フウチソウ」・・・「風知」、つまり、かすかな風にも揺れる姿に趣があるところから、
 園芸家たちの間で呼ばれるようになったらしい。
「ウラハグサ」・・・普通の植物の葉は表側が光沢があって裏側より美しいが、
 この葉の表側は白っぽく、裏側は光沢がある。
 しかも、その裏側が常に上に反転している。
 つまり、裏と表がアベコベという意味。

1属1種で、日本原産の宿根草。
冬には、地上部が枯れてしまいますが、地下の根は丈夫なものです。
繁殖力旺盛です。

かつては、山野草ファンが好むだけの地味な植物だったそうです。
ところが、イギリスで、この植物の東洋的な雰囲気が、
オーナメントグラスという寄せ植えに欠かせないものになり、
更に、イングリシュガーデンブームで、日本に”逆輸入”されて、
人気が出たということです。