トリカブト(鳥兜) | |
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花 (かたまって咲いている) |
葉(切れ込みが深い) ニリンソウ(二輪草)の葉に似ている |
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横から見た花(5枚の萼(ガク)) (この形が舞楽の鳥兜に似ている) |
正面から見た花の上部 (小さく見えるのが2枚の花弁?) |
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![]() 鳥兜(とりかぶと) 舞楽の楽人(伶人)が常装束に用いる冠。錦・金襴などで鳳凰の頭にかたどったもの。舞曲の種類によって形式・装飾・色彩が異なる。鳥甲。(広辞苑による) |
![]() トリカブト 塊根(かいこん)を干したものは烏頭(ウズ)または附子(ブシ)といい、猛毒であるが、生薬とする。同属近似の種が多く、それらを総称することが多い。種によって薬効・毒性は異なる。 (広辞苑による) |
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科名 キンポウゲ科トリカブト(アコニタム)属 別名 カブトギク(兜菊)・カブトバナ(兜花) 漢名 烏頭(うず)・附子(ぶす) 分布 トリカブト属は北半球の温帯に約100種ある。 花期 8〜9月 花色 青紫色 花径 3〜4cm 草丈 80〜180cm 名前の由来 ★トリカブト(鳥兜)・・・舞楽の時に楽人が用いる鳥兜(とりかぶと)に似ていることから。 ★ブシ(附子)・・・「塊根(かいこん)を干したものは 烏頭(ウズ)または附子(ブシ)という」ことから呼ばれるようになったもの。 |
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園芸店で、手に入れました。 「オクトリカブト」という名札がついていました。 それが正しい名前かどうか、わかりません。 トリカブトの仲間は、全体に毒性のあるアコニチンを含んでいるそうです。 特に根には猛毒があるそうです。 この根を干したものが漢方薬の「草烏頭」だそうです。 昔、アイヌ民族は、根から採った汁を矢に付けて、狩猟に用いたそうです。 動物の体内に入った毒は化学変化を起こして無害に近い物質に変わるので、 その獲物を食べても害がないということです。 トリカブトの若葉は、同じキンポウゲ科のニリンソウ(二輪草)の葉に似ています。 ニリンソウは山菜として食べられます。 そのため誤食事故が起きているようです。 狂言の「附子(ぶす)」は、トリカブトの毒のブシ(附子)のことです。 附子はブシ・ブス・フシといろいろ読み方があるようです。 【主(あるじ)が砂糖を附子(ぶす)という大毒だとだまして外出をする。 太郎冠者・次郎冠者は、主の留守に食い尽くし、 主の大事な品物を壊したので附子を食べたが死ねないと言いわけする。 (広辞苑による)】 生花店では、「アコニタム」という名前で売られています。 学名のAconitumからきた名前です。 |
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