サフラン(サフランクロッカス)

サフラン サフラン
雌しべの花柱は根元の方で3本に裂けている 花の中心部
3本の長くて赤く見えるものが雌しべの柱頭
これを乾燥したものが『サフラン』

科名    アヤメ科クロッカス属
原産地   地中海東部沿岸
別名    サフランクロッカス、アキザキクロッカス(秋咲きクロッカス)
漢名    番紅花
英名    サフラン(saffron)
花期    11月初旬
花色    淡紫色
花径    5cm前後 
草丈    20cm位
名前の由来 
★「サフラン」はアラビア語の「ザハファラン(黄色)」に由来するという。
 また、「クロッカス」は古代ギリシャの伝説の美青年クロクスからきたという。

秋咲きクロッカスの一種。
日本には、1864年頃に渡来して、薬用植物として栽培されるようになった。

雌しべの赤い柱頭を乾燥させたものが高級スパイスの「サフラン」で、
リキュールや料理に使われる。
薬用・香料・スパイス・染料など用途はたくさんある。
特に米料理の香味付けと色付けに使われる。
着色される色は黄金色で、染料として珍重されている。
含まれる色素クロシンは、水性。
1グラムのサフランを作るのに、花150個が必要という。

薬効…発熱、痙攣、肝臓肥大などの軽減。打ち身、リウマチ痛、神経痛に使用。