ビオラ(パンジー)

ビオラ1 ビオラ2
クロバナビオラ3 ビオラ3
黒花ビオラ
一見、黒色に見えます。

「パンジー」と「ビオラ」の違い

日本では、小輪多花性のものを
「小輪パンジー」または「ビオラ」と呼んでいる。
しかし、明確な区別は難しくなっているという。
上の花は「ビオラ」と表示されていたもの。

科名    スミレ科スミレ属(ビオラ属)
別名    サンシキスミレ(三色スミレ)、コチョウソウ(胡蝶草)、人面草、遊蝶花 
英名    パンジー(pansy)、ビオラ・トリコロル(viola tricolor) 
原産地   ヨーロッパ原産
花期    秋〜翌年の初夏
花色    黄、紫、赤紫、青、赤、桃、白、橙、複色、覆輪
花径    3〜10cm 
草丈    10cm位
名前の由来 
★パンジー(pansy)・・・フランス語のパンセ(思想、考え)に由来する英名。
 花の姿を頭をたれて物思いにふける人間にたとえたもの。
★ヴィオラ(Viola)・・・基準色が紫であることに由来しているという。
★コチョウソウ(胡蝶草)、人面草、遊蝶花・・・いずれも、花の形から連想した名前。
★ビオラ・トリコロル(viola tricolor)・・・tricolorは三色旗の意。三色スミレ。

現在の園芸種のパンジーはヨーロッパ原産種「ビオラ・トリコロル(viola tricolor)」を親として交配して作られたものという。

園芸種は19世紀初頭からイギリスに始まり、フランス・ドイツ・オランダで作り出され、更にアメリカで大輪種が作られた。
現在では、花径10cmにもなるものや、黒色に近いものなど、次々と新種が作り出されている。

日本には、イギリスとオランダで作られた園芸種が、1860年ごろに渡来したという。

シェークスピアの『ハムレット』の中のオフィリアの台詞に「ここにパンジーがあるわ。ものを思えという花よ。」とあるという。