ヒガンバナ(彼岸花)

ヒガンバナ 白花マンジュシャゲ
ヒガンバナ(彼岸花)

花被片が反巻した花を、
花茎の先に4〜7個つける。
長い「しべ」が特徴。
シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)

「白花」といっても、かすかに、
ピンクがかっている。
「ヒガンバナ」と「ショウキズイセン」の
自然交雑種との記述のある本があったが、
種子ができない植物というから、
どのような交雑の仕方で、できたのか?

科名    ヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)
別名    曼珠沙華・死人花・霊花・仏花・仏様花・葬式花・葉見ず花見ず
       地獄花・幽霊花・狐花・厄病花・痺れ花・舌曲がり 
原産地   中国原産・・・揚子江の中流域
花期    7〜9月
花色    赤、白
花径    花径7cm位の花が5〜7個集まり、20cmくらいの花になる。 
草丈    30〜70cm位
名前の由来 
★ヒガンバナ(彼岸花)
  秋の彼岸の頃に咲くから。
★マンジュシャゲ(曼珠沙華)
  牧野富太郎博士は「梵語の〈マンジュサカ(赤い花)〉からきた。
しかし、インドには、この花はない。日本人が梵語を使って名付けたのだろう。『万葉集』にある〈イチシ(壱師)〉は〈ヒガンバナ〉の古名。」
という。
★シビトバナ(死人花)・ホトケバナ(仏花)など
  この花が墓地に咲いていることが多いからだろう。
★ヤクビョウバナ(厄病花)・シビレバナ(痺れ花)・シタマガリ(舌曲がり)など
  鱗茎に毒があるから。
  鱗茎を水にさらして毒を抜いた澱粉は、食用にできるそうだ。
★ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)
  花が咲くときにには葉がなく、葉が出たときには花がないことから。

ショウキズイセン ショウキズイセン(鍾馗水仙)

お隣の庭に咲いていました。

墓地の周りに咲いていることが多いためか、名前のためか、縁起の悪い花として嫌がる人が多いようです。
でも、かすかな香りのある素敵な造形の花で、私は好きです。
今、庭の隅に赤と白のヒガンバナを植えています。紅白揃うと華やかな感じです。

ヒガンバナは、種子ができない不稔性植物ですから、球根で増えていくのだそうです。