ハルジオン(春紫苑)

ハルジオン ハルジオン
白い花 淡いピンクの花
つぼみの時は、なぜか首を垂れるのよ。
しおれているんじゃないよ!
ハルジオンの葉 左の写真は花が咲く前の葉っぱ。
ほとんどの仲間は、
この段階で引き抜かれてしまうのよ。

科名    キク科ムカシヨモギ属
花期    4〜6月
分布    日本全土
花径    20mm
花色    白・ピンク
草丈    30〜60cm
帰化植物 北アメリカ原産。観賞用として大正時代に輸入されたものが
        野生化した帰化植物。
名前の由来
       ★「シオン(紫苑)」に似た花を、春に咲かせる植物という意味。
         「シオン」は、薄紫の花を多数咲かせることから「紫苑」という名が付いた。
        なお、「シオン」は秋咲きで、
        日本での栽培は古く、『今昔物語』に出ているという。

私ね、つぼみの時はなぜか頭を垂れてしまうのよ。
私の種の社会の掟(おきて)なのかな・・・?
理由はわからないけど、未熟なうちはつつましくしなきゃならないんだって。

人間社会の「コギャル」さん達も私たちを見習えば、
あれこれ批判されずにすむかも・・・ネ。

私とよく似た植物に「ヒメジョオン(姫女苑)」があるんだけど、
「ヒメジョオン」のつぼみは、私ほどうなだれないし、
花は秋に咲かせるのよ。

この「ヒメジョオン」も北アメリカ原産なんだって。
私より早く、明治維新前後に渡来したようよ。
でも、今じゃ、私たちのほうが、「ヒメジョオン」より勢いがあるようよ。

私たち、一見つつましいようで、案外、ド根性がある・・・のかな?