ウラジロチチコグサ(裏白父子草)

ウラジロチチコグサ
なんとも地味な花
チチコグサに比べて
葉っぱの幅が広く
表面がテカテカしている
左の写真は花が咲く前の葉っぱ。
あちこちに姿を現してるのに、
おいらの名前を知っている奴なんか
少ないようだ。

今回、物好きにも、
オーナーはおいらを引き抜くのをやめて、
花が咲くまで待ってくれた。
そして、ウラジロチチコグサ
見当をつけたようだ。

科名    キク科ハハコグサ属
花期    4〜5月
分布    日本全土
花径    1mm
花色    茶褐色
草丈    10〜30cm
帰化植物   熱帯アメリカ原産。
          1970年代に、日本で野生化していることが分かったという。
名前の由来
     ★在来種の「チチコグサ」に似て、葉裏に白い綿毛が密生しているところから。
      在来種の「チチコグサ」の名前の由来は、
      「ハハコグサ」に対して、細身の葉で地味な花であるところから。
      更に、「ハハコグサ」の名前の由来は、諸説あるが、
      ”株の広がりを這う子(はうこ)”とみなして、”ハハコ”、
      あるいは、”赤子を抱く母”をイメージしたものなど。 

おいら、出身は熱帯アメリカなんだって。

日本種の「チチコグサ」と比べると、葉は幅広で、いかにも繁殖力が強そうだろう?。
1970年代に、日本で、野生化しているのが見つけられたと言うから、
新参者ということかな?
いや、新興勢力と言ったほうがいいかも・・・。
ともかく、どう呼ばれようと、着々『シマ』を広げつつあるのは、事実なんだ。

大正〜昭和の初めの頃に
渡来したという「チチコグサモドキ(父子草擬)」や「タチチチコグサ(立ち父子草)」は、
おいらより先に日本で勢力を広げることに精を出しているというから、
負けちゃーいられないよー。

おいらの特徴は、
葉の表側はツルツルで、裏側は白い綿毛がビッシリだから白く見えるところなんだ。

「チチコグサ」の仲間には

「チチコグサ(父子草)」(日本在来種)
「チチコグサモドキ(父子草擬)」(外国原産)
「タチチチコグサ(立ち父子草)」(外国原産)
「ウラベニチチコグサ(裏紅父子草)」(外国原産)

が、あって、それぞれ特徴があるんだ。

じゃー、あばよ!
おいらの『働きぶり』、見ててな!!