オオイヌタデ(大犬蓼)

オオイヌタデの花 オオイヌタデの葉
2mmの白花(4裂) しみのようなものがついた葉
オオイヌタデ オオイヌタデ
1.5mの勇姿?
(花穂の長さは7cm位で垂れる)
節はふくらんで赤い

科名    タデ科タデ属
花期    6〜10月
分布    日本全土
花径    2mm 花弁はない 花穂の長さ(7cmくらい)
花色    白・淡紅色
草丈    1〜2m
名前の由来 
     ★「オオイヌタデ」は「イヌタデ」に似て大型なことから。
       「イヌタデ」は、葉に、「タデ」のような辛味がなく役に立たないことから
      名付けられた。

「タデ」は、
狭義には「ヤナギタデ(柳蓼)」を指し、
古くから辛い蓼の葉を香辛料として、
食用にしたり、虫刺され・利尿などの薬用にしたりしていた。
「蓼食う虫も好き好き」といわれているのは、
辛い葉の「ヤナギタデ」のことである。
「ヤナギタデ」は本当の蓼という意味で、
別名「マタデ(真蓼)」「ホンタデ(本蓼)」という。

「タデ」の語源・・・大言海に
           「爛(ただ)れの意にて、口舌に辛きよりいふ」
           とある。  
           タダアレ(直荒)→タダレ(爛)→タデ(蓼)
           他にも諸説ある。

ぼく、背高いだろう?
1m50cmはあるんだ。
そして、今、この庭の中央に陣取っているんだ。

 なぜって?

もともと、この家の人が買い求めた花の苗のポットの中に、
ぼくは侵入していたんだ。
ところが、ぼくが何者か見当もつかなかったんだな、この家の人は。
で、ぼくは、捨てられずに日当たりのいい場所で、大切に育てられたってわけ。
そのおかげで、のびのびと大きくなれたんだ、ぼく。

 「無知な人」って、ぼくの味方だ!
 来年から、大いに仲間を増やせるぞ!
 そして、この庭を占領してやるぞ!

なまじっかな好奇心が、取り返しのつかない結果になるっていう見本みたい・・・。
来年は草取りに苦労するだろうな、この家の人は。
恩をあだで返すようで、ちょっと心が痛むんだー。

 ごめんな・・・・・・。