名古屋仏壇

名古屋地域内で製造された「名古屋仏壇」にはその品質を証明する
2種類の証紙が添附されています。また、300年前から製造され
続けてきた「名古屋仏壇」には他の仏壇には無い特徴があります。

名古屋仏壇の表紙ページ 名古屋仏壇の匠達
名古屋仏壇の概要(ここです) 名古屋仏壇の各部名称
名古屋仏壇の種類と宗派 名古屋仏壇の??(増設予定地)
名古屋仏壇の造りと品質 HPの管理者 &リンク

名古屋仏壇に添附されている品質を証明する証紙

伝統的工芸品証紙
通産大臣により指定された伝統的な材料及び技法により丹念に仕上げられた 「名古屋仏壇」で、一本毎に通し番号が添附されています。
勿論品質も最高級の仏壇で、各職の担当者による厳密な検査を経て、 平成13年現在までに約1100本が世に送り出されています。
伝統技法証明証紙
「名古屋仏壇商工協同組合」の定めた伝統的な材料及び技法により製造された 名古屋仏壇で、使用してはいけない材料や技法が細かく規定されています。
海外や、国内他産地でコピー製造された名古屋型仏壇に添附する事は許されず、 名古屋地域内で製造された信頼のおける名古屋仏壇の証です。

伝統的工芸品証紙 伝統技法証明証紙
証紙 伝統的工芸品証" 伝統技法証
木地 ほぞ組みによる組み立て方式である
基本構造材には桧材を使用する
一部合板の使用も認める
ほぞ組みによる組み立て方式である
合板は桧張り合板を使用する
名古屋地域内で制作されたもの
塗り すべて精製本漆による手塗りとする
木目出し塗りの場合は呂色仕上をする
代用漆の使用も認めることとする
名古屋地域内で塗装されたもの
屋根 名古屋地域内で制作されたもの 海外製部品の使用も認める
彫刻 名古屋地域内で制作されたもの 海外製部品の使用も認める
表金具 手打ち金具を使用すること
一部電鋳の使用も認める
プレス金具の使用も認める
内金具 手打ち金具に防錆加工を施したもの
一部電鋳の使用も認める
防錆加工を施したプレス金具も認める
蒔絵 すべて手描き蒔絵とする すべて手描き蒔絵とする
金箔置 すべて本金箔の手置きとする すべて本金箔の手置きとする
合格証
&
規定証
検査合格証" 添附規定"

名古屋仏壇の背景

古くから良質な桧材を産出する木曽地域に近く、これらの木材の集散地となっていた 名古屋地域は、仏壇造りの主材料である木材が安価で、手に入りやすかった事、 さらに宮大工や寺大工などの高度な技術を持った職人たちが多く存在し、木地、荘厳、 彫刻、飾り金物、塗り、など仏壇造りに必要な技術がそろっていました。
良い物を買い求めて修理しながら末永く使い続けるという名古屋人気質、また地域民 の信仰心も厚く、報恩講と呼ばれる独特の壇家集団が、各地にあった事も、この地域 で高品質な仏壇造りが発展した大きな理由であると思われます。

名古屋仏壇の起源

名古屋仏壇は、元禄八年(1695年)に高木仁右衛門が開いた仏壇専門店「ひろや」 がその始まりとなっています。
その後の江戸幕府の宗教政策による各家への仏壇の普及、尾張藩による仏壇製造業者の保護 などが今日の発展の基礎となっており、 現在では中区門前町、橘町周辺を中心にして仏壇仏具関連業者が二百余社集まっています。
これは「仏壇、仏具」の業界として日本一の集中度だそうです。

名古屋仏壇の特徴

今日まで、幾度となく水害にみまわれたこの地域では、台を高くすることによって仏壇の 本体を水から守る工夫がなされました。このような高台三つまくり形式、より豪華さを 見せる三つ切り欄間、差桝、そして最大の特徴である、木地、荘厳、共の組み木ほぞ組み 方式の組み立てによって、仏壇の洗い修繕が容易に行えます。
どの部分だけでも交換可能なこの構造は省資源、リサイクル と言った現在の日本の国策にも通ずる物があり、我々が誇りとする所でもあります。

名古屋仏壇の現在

「名古屋仏壇」とは「名古屋地域内で製造された仏壇であるはず」と、本来当然の姿が 近年変わりつつあります。
それは「名古屋地域」以外の国内他産地のみならず「中国」「ベトナム」 などの東南アジア諸国で型だけをコピーされた 「名古屋型仏壇」が非常に多く出回り、多くの仏壇店の 展示場に於いても本来の「名古屋仏壇」と区別される事なく販売されています。
これらの仏壇は一見しただけでは見分けられない物ですが、中身は全くの別物であり、 注意が必要です。詳しくは各展示場でお尋ね下さい。
加えて近年来の不況と信仰心の低下、住宅の洋風化などの様々な要因により「名古屋仏壇」 を取り巻く環境は厳しさを増しており、製造本数も減少傾向を続けています。

伝統的工芸品官報告示

通商産業省告示第五百六十四号

伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和四十九年法律第五十七号)第二条第一項及び 第二項の規定に基づき名古屋仏壇を同第一項の伝統的工芸品として指定したので、同条第 四項の規定に基づき告示する。

昭和五十一年十二月二十三日
通商産業大臣 河本敏夫
一、伝統的工芸品の名称
名古屋仏壇
二、伝統的な技術又は技法
1.「木地」の構造は、「ほぞ組み」による組立式であること。
2.なげしは、「直線なげし」又は「かぶとなげし」とすること。
3.障子は、「通し障子」又は「花頭障子」とすること。
4.台は、「みつまくり」を備えたものとすること。
5.空殿造りは、「肘木桝組み」によること。
6.塗装は精製漆の手塗りとし、「木目出し塗り」にあっては、「ろいろ仕上げ」をすること。
7.蒔絵及び金箔押しをすること。
三、伝統的に使用されてきた原材料
1.木地はヒノキ、ケヤキ、シタン、コクタン、ビャクダン、イチイ若しくはセンノキ 又はこれらと同等の材質を有する用材とすること。
2.金具は、銅若しくは銅合金又はこれらと同等の材質を有する金属製とすること。
3.漆は天然漆とすること。
四、製造される地域
愛知県
名古屋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、津島市、安城市、
西尾市、犬山市、常滑市、江南市、尾西市、小牧市、稲沢市、東海市、
大府市、知多市、知立市、尾張旭市、岩倉市、豊明市、西春日井郡師勝町、
丹羽郡扶桑町、葉栗郡木曽川町、中島郡祖父江町及び平和町、海部郡七宝町、
美和町、甚目寺町、蟹江町、弥富町、佐織町及び八開村、知多郡東浦町及び武豊町

名古屋仏壇の表紙ページ 名古屋仏壇の匠達
名古屋仏壇の概要(ここです) 名古屋仏壇の各部名称
名古屋仏壇の種類と宗派 名古屋仏壇の??(増設予定地)
名古屋仏壇の造りと品質 HPの管理者 &リンク

壁紙「ひじきがすり」