***MIURAギター工房Q&A***


MIURAギターの製作に関して----(1)
Q1: 製作しているギターの種類と金額は?
A1: 6弦ギターは、<SJ-1タイプ><SR-1タイプ>の2種類のギターに加えて新しく<SJ-1 Spider>
のご注文もお受けいたします。
詳しくは、ギター仕様、プライスリスト、他をご覧下さい。
他に多弦ギターのご注文も受けております。
新しいタイプ<S-J1 Spider>の金額や使用材など詳細に関してもお問い合わせ下さい
Q2: 使用材はハカランダですか、ローズ・ウッドですか?
A2: SJ-1の場合は、ハカランダ、ローズ・ウッドどちらのでも製作が可能です。
同じくSR-1は、ローズ・ウッドでの製作になります。
ハカランダは既に貴重な材になりましたが、まだご注文を受けています。
一般的に、ローズ・ウッドはハカランダより品質が劣ると言うような意見をお持ちの方もいるのかもしれませんが、柾目の素晴らしいローズ・ウッドはハカランダと同じくらい貴重な物です。
柔らなか音は、ハカランダとは一味違う素晴らしい音がします、是非一度ローズ・ウッドの音を聞いてみて下さい。
これらの材の選択は、ご注文の時点で選択が可能です。
Q3: 表面板は、松材と杉材でどのように違いますか?
A3:ギターの音は、表面板の違いでも大きく違います。
一般的には、松系の材で製作すると透明感の有る音の傾向になると言われ、一方、杉系の材で製作すると良く鳴る感じのギターが多いようです。 どちらの材も完成後のギターの音に大きく影響します。
Q4: ギターの弦長は弾きやすさに関係しますか?
A4: 現在市販されているギターの弦長は、650mm が標準のようですし、私も同じ認識です。 ただ、「弾きやすさと弦長が短くなることが比例するのか?」と言うと、そう簡単にはいきません。
たとえば、弦長640mmのギターと比較すると、ナット〜ブリッジ間では650mmより1cm短くなりますが、12フレットでは、5mm短くなるだけです。 この事は、同じく1フレットをセーハーした状態で、3フレット迄小指が届く距離の違いを計算すると、1〜3フレット間では、1.03mm短くなるだけです。  この数値を大きく感じるか、小さく感じるかはそれぞの考え方も有るでしょうが、ギターの弾きやすさは、他の部分の寸法やギターそのものの構造が大きく影響することがあります。  たとえばネックの形状も弾きやすさの大きな要因です。 これらは製作を依頼するときに確かめておくことが大切です。
Q5: セラック・ニスの塗装は取り扱いにくく有りませんか?
A5: MIURAギターは、セラック・ニスによるタンポ塗装です。
これまで、セラックは取り扱いが難しいと言われてきましたが、MIURAギターでは特殊な添加剤を使うことにより、
湿度によるセラックの白化現象や、熱によるセラック溶融温度のコントロールなど、これまでの扱いにくさを改善することに成功しています。
他の性質として、セラックはラッカーやカシュー、ウレタン等と比べると、塗膜の強靱さに欠ける点が有るかも知れませんが、ギターに薬品をかける事もないでしょうから通常の使用では全く問題有りません。
また、セラック・タンポ塗装は、他の塗装の様にギターを量産するのにも適していませんが、音の良さや以後のメンテナンスを考えると、セラック塗装は優れた伝統的な塗装方法です。
MIURAギターではセラック・タンポ塗装仕様から変更することはありません。
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