BVCF-34101 \2,835(invl.Tax) BMG FUNHOUSE
2001.01.29 release


1 Children's Song
2 花ノ咲ク頃
3 Feliz [フェリース]
4 Hybrid Dance
5 君と僕の月
6 帰り道
7 The Chase -Out Doors-
8 坂道のおじさん
9 陸王II
10 カラミテス

Children's Song composed by Dai Sakakibara
この曲の原型は3年程前にあった。当時、なんの目的だったかとんと忘れたがなんかのデモを作る際に作曲した。とはいえ、今回大幅にアレンジ等を変えた為、もはやあの時の原型はとどめていない。
Gtの今堀さんとは初対面だった。が、俺の友達の「東京ナミー」とバンドをやった事があると聞いて世の中狭いものだなぁ、と思う。
口笛は、難しいので自分でやる事は早々に諦めた。SAXプレーヤーだが、口笛奏者としてもひっぱりだこの佐野さんにプレイしてもらう。巧かった・・・・。
ベースはサンプリングベースと樋沢さんの生ベース。
チルドレンっつうのは、まぁ子供なんだけど、この場合はなんというか、もっと年齢の高い・・・若者を想定しています。

Gt/今堀恒雄 Bs/樋沢達彦 口笛/佐野博美

花ノ咲ク頃 composed by Dai Sakakibara
実は一人称で、自分の事を書いたのはこれだけ。
現時点で一番愛着がある。ので、あんまり説明っぽい事書くのもなんなので・・・・・ノーコメント。

弦一徹ストリングス
1st Vn/弦一徹 2nd Vn/武藤宏樹 Va/高橋直之 Vc/堀沢真己

Feliz [フェリース] composed by Dai Sakakibara
ポルトガル語で、幸福とかそんな意味を持つ言葉です。
本来、求めている意味合いは「みんなの笑顔」であります。
最初のタイトルは「SMILE」だった。プリプロの段階でもナレーション部分は英語で入れていたが、どうもサウンド的にしっくりこないので、ポルトガル語にした。
入れているのは聖書からの一節。この訳詞をジャケットにのせていて、なおかつ今回のジャケットがちょっと暗いというのもあって、今回のアルバムが「どこか宗教っぽい」という指摘を知り合いから受けたが、自分ではそんなつもりは毛頭ない。念のため。
ナレーションをいれてくれたフランシス・シルバ氏は普段はラテンバンドのヴォーカリストで、声質がとても気に入った。ユニークな人でした。

Gt/今堀恒雄 Na/フランシス・シルバ

Hybrid Dance composed by Dai Sakakibara
この曲が一番最後に生まれた。いやぁ、苦労した。
今回のアルバムは「脱フュージョン」というのがなんとなく頭にあったのだが、最後に開き直って、思いっきりフュージョンぽいのをやってしまえ、という事で創った。
で、メンバーもカシオペアの野呂一生氏、元スクエアの須藤満氏、野獣王国の小森啓資氏と、これまた日本フュージョン界を代表する豪華なメンバーに頼み、すんばらしいセッションになった。
野呂さんは久しぶりに会ったんだけど、相変わらずダンディな佇まいだった。く〜!!
事前にデモを聴かせにコモチャン(小森)宅へおじゃましたのだが、その時にアレンジを煮詰めたり、プロ野球話しで盛り上がったりした事が演奏にはずみをつけた。ふむ。
今年の日本シリーズはぜひ巨人VSロッテといきたいもんだ。

Gt/野呂一生  Bs/須藤満   Ds/小森啓資

君と僕の月 composed by Akifumi Kawamura
どうです!いい曲だぁなぁ。やっぱり、自分で書いた曲より人に書いてもらった曲は素直に愛せます。RECも一番気合いが入った、というより慎重になった。
一応、アルバムの中では唯一のラブソングです。
河村君は、まぁ、付き合いが長いという事もあるけど、(俺がこんな事いうのもおこがましいが)才能もすごくあるとかねがね思っていて、作曲依頼したわけです。なにより、ピアニストでない&アカデミックな教育を受けていないという、俺とは正反対の位置にいるミュージシャンに曲を書いてもらいたかったのですが、その意図が見事にいい方向に的中したと思っています。彼も俺が好みそうなツボを解っていて、そんな曲想にしてくれました。
この曲はアコースティックな編成でやってもばっちりなので、これからライブでも重宝しそうです。
ちなみにイントロで聞こえるプッシュ音は河村君の携帯電話です。
パーカッションの一部として使っているCarry音(ネットにつなげる時に聞こえる音)は俺の普段使っているモデムからサンプリングしてます。

AG/天野清継 Vo/神田智子

帰り道 composed by Dai Sakakibara
タイトルのとおり、「帰り道」に聴いてもらおう、という曲です。
帰り道がこんなほのぼのとした情景になるかは、人それぞれだとは思いますが。
一聴すると、ヌルイ曲と判断されがちな曲想ですが、そこをヌルクならないように気を配りました。
いわゆるベースパートをチューバにやってもらって、内声をトロンボーンにやってもらおう、と思い立ち、ブラスアレンジは盟友小谷野謙一氏に頼みました。
現在ライヴでは、ギターとのデュオやベースも加えてトリオでやったりしてますがこれもなかなかプレイしてて気持ちよかったりします。

Trb/村田陽一 Tub/佐藤潔 AG/天野清継
Brass Arrange/小谷野謙一 Perc./竹本一匹

The Chase -Out Doors- composed by B. Bartok
本当は歌モノ(しかも60年代〜70年代のモノ)をかっこよくアレンジしてカヴァーするつもりだったが、色々やってみてアレンジがうまくいかなかった。う〜ん。また再チャレンジしたいとこだ。
で、いっそ誰も知らないようなクラシックの現代モノをカヴァーしよう、ということで、バルトークにしたわけです。
スティーヴ衛藤さん。彼の事はもうだいぶ前にデミセミクェーヴァーというこれまた過激なロックバンド(パンク含む)のライヴで知り、その後、有名なパーカッショニストだった、と認知したわけです。で、それ以来なにか一緒にやりてぇな・・・と思っていたわけで、今回の曲選はそんな意味もありました。で、インターネットで検索して、彼のHPを見つけ、「ピアニストの榊原というものですが・・・」から始まる押し掛けメールを出して今回のセッションの依頼をしたわけです。インペク通すよな、普通。
ネットの便利さはこのへんですね。意外といいもんだ、とこの時実感しました。
叩いてもらってるのは、いわゆる「産業廃棄物の数々」です。ドラム缶、鉄パイプ、等々。かっこえかった。このスタイルで音楽し続ける40代ってのがまた貴重ですね。NYとかなら解るけど、日本だと稀有な存在だと思います。
「スティーヴさん、ラテンとかはやらないの?」って聞いたら、「頭のない(リズムパターンに)音楽なんてやってられんです」と。かっこええ・・・・。

Metal 'Junk' Perc./スティーブ衛藤

坂道のおじさん composed by Dai Sakakibara
僕の家は坂道の途中に建っているのですが、その坂道の住人と化してるおじさんを書いた曲です。おじいさんといった方がいいかもしれない。
誰にでも声をかけてしまうおじいさんですが、もちろん僕とも声を交わすようになった。「おはよう。いい天気だねぇ。」それだけですが。
で、たまに見ないと気がかりだったりするのです。「元気だろうか?家族からは愛されているんだろうか?」
で、ちょっと切なくなってしまったりするのです。

Gt/今堀恒雄 弦一徹ストリングス
1st Vn/弦一徹 2nd Vn/武藤宏樹 
Va/高橋直之 Vc/堀沢真己

陸王II composed by Dai Sakakibara
ちょっと混沌としたアグレッシブな曲想のものをやってみたかった。
もうだいぶ前に「陸王」というオートバイを題材に曲を書いた事があるのですが、この曲は「陸の王」というイメージで書きました。

AG&EG/天野清継

カラミテス composed by Dai Sakakibara
「古生代石炭期後期から二畳期にかけて繁茂した木生シダ。炭化して石炭となった。」と辞書にはあります。
という事はダイヤモンドの元の一部でもあるんだろうか?

Pf/榊原大

Special Thanks...
番外編として、レコーディングに関わってくれた人達についてしゃべりましょう。
事務所の人間とレコード会社スタッフはファミリーというか、身内のようなもんなので、省くとして・・、まずはインペグをしてくれた里見さん。付き合いはもう長いんですが、ほんと細々と良く動いてくれた。俺のような気分屋に合わせてくのは大変だったと思うんですが。ミュージシャンの選択で迷ったりすると、なかなか的確なアドバイスをしてくれたりして、インペグを越えて相談出来たりするとこが心強い。スタジオの中にあるお菓子関係を、全部片づけてくれるのも嬉しい。
エンジニアは2人。まずクレッセントスタジオの津吹君。録りは全部、彼です。世代も割と近いし、いい感じでコミュニケーション出来た。フュージョン大好き人間で、カシオペアのアルバムなんかもやってる人なので、急遽、Hybrid Danceは彼にMIXまで頼みました。
そして、太田桜子ちゃん。桜子と書いてヨウコと読みます。ちゃん付けで書いてますが本人の前では「さん」になっちゃうんだけど。初めてです。女性のエンジニアと一緒にやるのは。エンジニアってのはある種、そのアルバムのもう一人のプロデューサーといっていいポジションだし、全て解り合っていくって面で、女性というのはかなり自分にとっては冒険でしたが、良い結果になったと思う。なによりナイスな仕事っぷりでした。その美貌からは想像も出来ないほど、プロフェッショナルで、仕事中はスキがまったくなかった。俺的には、もうちょっとスキがあったら、MIXどころではなかったかもしれないわけで、まぁ仕事的には正しかったんだけど。1日3曲なんていう強行スケジュールもあり、ほんとご苦労様アンド感謝です。
ジャケットデザイン等は大井さんと、松山さん。カメラマンは鍋島さん。スタイリストは桑野さん。みなさん、俺のような被写体をあの手この手で絵にしてくれて、ほんと大変だったと思います。
サンクス!!

エンジニア/津吹勝辰 エンジニア/太田桜子 インペグ/里見勉