推理小説・探偵小説
かなり個人の趣味で書いちゃってます。寺田の言うこと丸飲みしないよーに。まず読んでみて!!
エラリー・クイーン 全作品 Ellery Queen
探偵さん好きの私は とてもミーハーな気持ちで読んでます。でも、パズラー的な面 白さもしっかり有り、キャラクターも魅力的で お薦めです。たまにエラリーのキャラが変わったりしてるような。名探偵エラリーシリーズとしては、なるべく順番通 り 国名シリーズの最初(ローマ帽子の謎)から読んで欲しいです。Yの悲劇も有名ですね。これもXから順番にどうぞ。泣きます・・。
主な作品/ 名探偵エラリー国名シリーズ
ローマ帽子の謎・フランス白粉の謎・オランダ靴の謎・ギリシア棺の謎・エジプト十字架の謎・アメリカ銃の謎・シャム双子の謎・チャイナ橙の謎・スペイン岬の謎・ニッポン樫鳥の謎
名探偵エラリーシリーズ 生者と死者と・ハートの4・中途の家・盤面 の敵・ダブル ダブル・十日間の不思議・恐怖の研究・・などなど
ドルリーレーンシリーズ Xの悲劇・Yの悲劇・Zの悲劇・レーン最後の事件
創元推理文庫(国名シリーズ・ドルリーレーンシリーズ)/ 早川ミステリー文庫(その他のもの)
島田荘司
新本格推理小説の巨匠と言われます。確かにすごい!質が高い!! 推理小説はパズラーの楽しみのみ、文章表現なんてイラナイという風潮を見事に!打ち破ってくれます。パズラーな楽しみも、キャラクターに対するミーハーな楽しみも、文学的な日本語の綺麗さも・・全て大満足。 私はこの人の日本語が好きです。活きてます、台詞一つ一つも。 深く・綺麗に・静かに怖い・・。 そして短編の息つかせぬ 展開!この先ずっと見守りたいです。占いにも深く通じており、そういう面でも読んでいて楽しいですよ。あと、車好きなあなたも必見!
御手洗潔シリーズ この順に読むと幸せだよ
占星術殺人事件(お薦め!)・斜め屋敷の犯罪・展望塔の殺人・御手洗潔の挨拶(短編集)・異邦の騎士(お薦め!)・御手洗潔のダンス(短編集)・暗闇坂の人喰いの木・水晶のピラミッド・目眩(相当怖いです・・)・龍臥亭事件(石岡さん大活躍!)
刑事物シリーズ 死者が飲む水・火刑都市・漱石とロンドンミイラ殺人事件(お薦め!)・・などなど
車のこと ポルシェ911の誘惑(ごめんなさい寺田は読んでません)
講談社文庫(御手洗シリーズ)・光文社文庫(おもに刑事物)
綾辻行人
怖いですよ。新本格、と言われる人です。文章の妙な古くささが そそります。館シリーズが有名です。
主な作品/ 十角館の殺人・水車館の殺人・迷路館の殺人・人形館の殺人などなど
講談社文庫
法月綸太郎 全作品
お薦めです!!現代のエラリークイーン!? 作品に愛が溢れています。クイーン好きなんですね。推理作家で名探偵の息子&警視の父、ときたら もう・・。作者同名の探偵さんに心奪われっぱなし。かっこ良すぎないところが素敵です。文章にもすごくセンスのある物を感じます。やれ殺人だ、警察だ、血だ、謎(ミステリー)だ・・って中で、透明な悲しみを滲ませるその文章・・・。ずっと追いかけていきますよ!
主な作品/ 密閉教室・雪密室(この本より法月探偵登場!)・誰彼・頼子のために・一の悲劇・再び赤い悪夢
講談社文庫刊
有栖川有栖 全作品
この人もまた新本格かな。現代のエラリークイーンと言われます。確かにその筆の達者さ、理論の構築、素晴らしいです。キャラクターがとても魅力的。最初に読んだその日から、火村助教授の大ファンです。本屋に行くたび、早く次のシリーズ出ないかなって探しちゃいます。だって、一番筆が速くてしかも 質が高いし。 読むと暖かい気持ちになります。有栖川氏の人柄かなあ。
主な作品/ マジックミラー
助教授 火村英生&推理作家 有栖川有栖シリーズ/ 46番目の密室・ダリの繭・海のある奈良に死す・ロシア紅茶の謎(短編集)・スウェーデン館の謎・ブラジル蝶の謎(短編集)
講談社文庫刊(「海のある奈良に死す」のみ角川文庫)
推理研 江神二郎&有栖川有栖シリーズ/ 月光ゲームーYの悲劇’88ー・孤島パズル・双頭の悪魔
創元推理文庫刊
(言わずと知れた名作達)
江戸川乱歩 全作品
怖い・・。立ち直れなくなることも。でも読んでしまいます。テレビシリーズも好きですよ。バックの音楽に「テルミン」(電子楽器)を使おうと思い立った人、偉い!見事にはまっている・・。
横溝正史 全作品
質も高く、エンターテイメントとしても優れた作品達は あまりに有名。その日本語の綺麗さ嘆美さに絶句。テレビ化作品も多く、古谷一行の金田一耕助はキマってますよね。シリーズの中でも「悪魔が来たりて笛を吹く」は大好きです。
主な作品/ 犬神家の一族・悪魔が来たりて笛を吹く・悪魔の手まり歌・八つ墓村・金田一耕助の冒険・・
角川文庫刊
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe
江戸川乱歩の名前の由来は、この人だそうです。日本語訳でも怖い、いや、悲しい。アッシャー家の惨劇あたりは有名でしょう。 怪奇と幻想の中に美を求めた作品達は圧巻。
ポオ小説全集1〜4 創元推理文庫刊
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc
あの有名な「ルパン三世」の元ともなった小説。堀口大学の訳がお薦めです!日本語が良いよ!! 以外にルパンってば、落ち込みやすくって やさ男?おいおい、がんばれー と思っちゃうことも。ホームズ酷い扱い・・のような・・。
アルセーヌ・ルパンシリーズ
813・続813・奇岩城・強盗紳士・ルパン対ホームズ(ホームズファンは読まないように!)・水晶栓・バーネット探偵社・八点鐘・ルパンの告白・棺桶島
ルパン傑作選 新潮文庫刊 堀口大学訳
コナン・ドイル Conan Doyle
今だと、漫画の「名探偵コナン」のほうが有名か?私は 小学校かなんかの映画鑑賞会で 犬のホームズを見たのが初でした。あれはひたすらカッコよかったなあ。 実物ホームズは散々討論され尽くしているように、かなり変人かも。でも、すごく素敵です! 推理小説が読んでみたい、という人の最初の一冊にお薦めです。阿部知二の訳が良いです。
シャーロック・ホームズシリーズ
緋色の研究・四人の署名・バスカヴィル家の犬・恐怖の谷・シャーロックホームズの冒険・回想のシャーロックホームズ・シャーロックホームズの生還・シャーロックホームズ最後のあいさつ・シャーロックホームズの事件簿
創元推理文庫刊 阿部知二訳