BM98導入〜概説
BM98はやねうらお氏により開発され、その後きくちゃん氏にソース(プログラム)を
譲渡することにより、現在に至ります。

初代開発者であるやねうらお氏は、パソコン用ミュージックゲームとして、BM98を開発いたしました。
その後、自身のHPで公開・配布を行なっていましたが、アーケード用・家庭用ミュージックゲームを
開発していたKONAMIにより、当社のパクリゲーであると注意をされ、
BM98は一度は公開停止となりました。

しかし、その後もUG(アンダーグラウンド−地下サイト)にて配布は行なわれていました。
そういった現状を快く思っていなかった人々によって、BM98の正式な表への復帰が実現しました。
現BM98開発者であるきくちゃん氏がやねうらお氏によりソースを譲渡され、
現在までその開発を続けてらっしゃいます。

BM98はフリーソフトです。どんな方でも気軽に無料で使用することができます。
また喜ばしいことに、BM98の配布までもフリーとなっております。
しかし、フリーということはすべての責任も自分自身の責任となる、ということです。
また、BM98も一般に言われる「オンラインソフト(ネット上に公開されているソフト)」です。
オンラインソフトはダウンロードすれば誰でも気軽に使えるのがウリですが、
著作権や扱い等いろいろな問題もあります。
それはソフトによってまちまちで、一概にどうすればいいというものはありません。
よって、同梱のマニュアル、readme、またサイトの説明文等を良く読むことが大切です。

BM98はBMSという形式のファイルを使用しています。
BMSとは、「BeMusic Script」の略で一般的に曲データといわれます。
BMSにはWAV(Windows標準対応の音楽ファイル)やBMP(同、画像ファイル)を同梱します。
基本的にBMSには
「曲中で使われているWAV・BMPファイル」「それを曲中のどこに使うかの配置」
が記述されています。

現在では、このBMSファイルはもはや数えることは不可能なくらい出回っています。
検索サイトで「BMS」等と調べるだけでも何千何万といったサイトに繋がることでしょう。
それは大変喜ばしいことでもあります。
「誰でも気軽に曲を作れる」というBMSファイルの利点がここに表れています。
しかし、同時に違法なBMSも沢山出回っているのも事実です。

メジャーアーティストの曲等には、基本的に著作権があります。
しかし、この著作権を無視して、CDからそのまま音を抜いたものをBMSにするということが
数多く行なわれています。
こういった行為が増えれば増えるほど、この違法行為の元を断とうとする動き
−要するにBM98自体の消滅が起こりうる、といったことも考えなくてはなりません。

現在、BMSファイルという拡張性豊かなフォーマットに対応したプレイヤーがいくつも存在します。
BM98のみならず、Delight Delight Reduplication、MixWaver、BemaniaDX、nazobmplayなど、
他にも数多くのプレイヤーがあります。
これらはプレイヤーによって機能もまちまちで、外見もかなり違っています。
こういったプレイヤーから、自分の使いやすいプレイヤーを探すのも、一つの楽しみです。
BM98がすべての基本となっているので、まずはBM98で操作に慣れ、
その後、他のプレイヤーに移行してみてはいかがでしょうか?

BM98界は、今や大きな世界となっています。
BM界全体のニュースをいち速くお届けしているニュースサイト。
インターネットラジオを使用して、BMSをラジオで紹介しようというラジオサイト。
もちろんBMS作者様の数は膨大です。
それを再生するBMSプレイヤーの種類も豊富です。
是非いろいろなサイトを回って、BMS界全体を楽しんでください。
ミュージックゲームを好きな人ばかりが集まっているBM界をご堪能下さいませ。
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