JUKE BOXの作成〜実践編
ここでは、JUKE BOXの作り方を解説いたします。
まずはJUKE BOXです。
これは「BMSを自分の好きなように整理整頓する箱」です。
曲数が増えてくると、BMSを選んだりするのが大変になって来ます。
そこで、JUKE BOXを作り、曲を整理しましょう。
さて、まずはみなさんに謝らなくてはいけません。
「導入」のところでは「BM98は曲データが2重フォルダになっていると検索できない」と説明いたしました。
これは実は嘘で、2重まででしたらBM98は検索してくれるのです。
ということで、その2重フォルダを利用したのがJUKE BOXということになります。
まず自分の好きなフォルダ名で(分類したい名前にするといいと思います。GameとかORIGINALとか。)
新しいフォルダを作ります。ここでは「Original」、としましょう。
下の赤い丸の奴が作った奴ですね。



さて、それでは次に曲データを入れてやりましょう。
「promise」と書いてあるフォルダが曲のデータです。
これを「Original」フォルダに入れてやります。



入りました。これだけでJUKE BOXは完成です。
これで「Orignal」というBOXの中に「promise」という曲が入りました。
この要領で自分の分けたいようにBMSを仕分けしてください。
JUKE BOXは100個近くまで作成できたと思うので、必要な数だけBOXを作って仕分けしましょう。

ちなみに、JUKE BOXのフォルダ名は半角英文字にしないとBM98のJUKE BOX選択の
項目にうまく表示されません。
日本語等で入力した場合には文字化けが起こって何が書いてあるのかわからなくなるので、
極力避けましょう。
さて、ここで一つ応用をさせてみたいと思います。
先ほど、JUKE BOXはBM98のフォルダの中に作りましたが、
それでは全然他のフォルダにJUKE BOXは作れないのか?
いや、作れるんです。
全然他のフォルダ内どころか、全然違うHD(ハードディスク)内にも作れてしまいます。
でも、BM98は初期設定ではBM98本体のあるフォルダの中しか曲データを検索してくれません。
そこで、データパスというのを指定します。
データパスというのは、「どのHDのどこに何があるか」を指定するもので、
BM98に「あのHDのここに入ってるフォルダの中の曲を探せ」と命令してやれば、
BM98は命令された通りの場所を検索してくれます。
また、BM98だけでなく、他のBMSプレイヤーもほとんどがこういったデータパスに対応してますので、
BMSだけを適当なフォルダに全部集めて、BMSプレイヤーはそれぞれ別のフォルダに置く。
そしてデータパスでBMS置き場を指定してBMSをプレイする、といったことが可能になります。
それでは実際にデータパスを指定してやりますが、まずはこちらをご覧下さい。
「D:\BEATMANIA\BMS\」
これはうちのデータパスの記述です。
これを例に書式の説明をいたします。
まず始めの「D」。これはハードディスクの名前です。
ここではDドライブを指定しています。
ハードディスクの中に曲データはあるんですから、ハードディスクの中を捜させなければなりません。
ハードディスクの中を捜させるには「D:\」と書きます。
これで「Dドライブの中」という風に命令しました。
次にどのフォルダにあるか、です。
基本的には何重になってても繰り返し「〜の中の中の中の……」という風に指定してやれるので、
まずはDドライブの中の…に続くフォルダを指定します。
うちではBM98関連は全て「BEATMANIA」フォルダに入れてますので、「D:\BEATMANIA」とします。
また、さらにその中にBMSはありますので「D:\BEATMANIA\」と「¥」を付けます。
「¥」が「〜フォルダの中」という意味なのです。
そして、うちではBMSは全て「BMS」というフォルダに入ってますので、
「D:\BEATMANIA\BMS\」という風にしてやります。
これで、「Dドライブの中のBEATMANIAの中のBMSの中」という風に指定してやることができました。
これと同じようにあなたのBMS置き場のフォルダ名を指定してやればOKです。



さて、自分のBMS置き場のパスがわからない場合、上の図のように、アドレス欄に
書かれているものがデータパスになっていますので、それをコピーするなり覚えておくなりしておきましょう。
では、BM98にこの命令をする方法ですが、まずBM98のフォルダ内にある、
「bm98.cfg」というファイルをメモ帳やワードパッドで開きます。
開き方はワードパッドを起動してる状態で、「開く」メニューから開いてもよし、
ワードパッドの白紙部分に「bm98.cfg」をドラッグアンドドロップするのもよしです。
兎に角開きましょう。



すると、沢山の数字やら文字やらの羅列が出てきます。
そうしましたら、一番下まで移動しましょう。



一番下に、このような記述が有ります。
ここに、「#DataPath」という記述を加え、先ほど覚えたBMS置き場へのパスを書き込みます。
図では先ほど同様「D:\BEATMANIA\BMS\」となっていますね。
ちなみに、「¥」でも「/」でも内容は変わりません。
どちらも「〜の中に」なので、お好きな方をお使い下さい。
もし怖ければ、図のように「/」を使っていただければ問題ないです。
記入が終わりましたら、保存して終了。
その後BM98を起動してやればちゃんとBMS置き場に有るJUKE BOXを認識してくれるはずです
御疲れ様でした。