ジョージア・SPECIAL2000

内容量:190g
価格:120円
種別:コーヒー
販売:コカコーラ・ナショナル・セールス(株)

ホットで試飲


私の経験から言えば、物事は、概して計画を立てている時が一番楽しいものである。
今や遅しと待っていたはずが、いざ実現する段となった頃には、アタマの中で弄り回しすぎたおかげで、既にそれには飽きてしまっていたりする。そういうものである。
翻って、2000年もはや2月。巷では、既にニュー・ミレニアムという語も色褪せてしまっているようだ。私の記憶違いでなければ、確か西暦二千年は、ずいぶんと「特別な年」であるというのが巷間の「定説」であったのだが。

まあ、いい。
今回のお題は「ジョージア・スペシャル2000(以下2000と略す)」である。1999年の初冬から、期間限定と銘打って発売されたので、私はてっきり年内、長くとも2000年1月いっぱいまでの期間であろうと思っていたのだが、どうも2月になっても店頭に並んでいるようである。
上述の如く、世間では既に2000年が単なる「1999年の次であり、2001年の前である年」ということで落ち着いているにもかかわらず、華々しく2000年を祝う派手なロゴがあしらわれているデザインは、今となっては些か間の抜けた感がある。
今となっては、私なら、同じジョージアブランドでも「エミナージュ・ビター」を買う。今更「2000年」というアピールでは、どうにもそそられない。
やはり、こうした企画ものは鮮度が命ということだろう。
しかし、それはそれ。味の方の評価もしておこう。
コロンビア豆100%ということで、大体の見当は付くだろうが、まあ、そういう味である。私の印象で言うなら、広がりのある酸味と、次に、はっきりとした苦味。加えてフルーティーな感じのある植物系の香り。
飲んだことがあるなら、同じコロンビア豆100%ということで、サンタマルタを思い出してもらってもいい。系統としては同じといえる。
後はメーカーの違いで、サンタマルタはやはりネスレの味だし、こちらはジョージアのイメージを持った味である。2000の方がマイルドな感じで、飲みやすさで言えばこちらが上だろう。尤も、私の趣味ではないが。
ちなみに、原材料表示はコーヒー、砂糖、全粉乳、香料、乳化剤となっている。気にする人は気にするように。
そういえば、ジョージアはブラック(「ステータス・ブラック」)でも香料を使っているなぁ。その方が飲みやすいのは認めるけど。なんか、ねぇ。


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