KIRIN「FIRE CAFE・カプチーノ」
内容量:265ml
価格:140円
種別:コーヒー
形態:ペットボトル
販売:キリンビバレッジ株式会社

ICEにて試飲


FIREのペットボトルタイプ製品、ファイア・カフェの中から今回は「カプチーノ」をチョイスしてみた。「カプチーノのアイス」というのが一般にはどうなのか、という疑問は残るが、だからこそレビューの意味もあるというものである。
一風変わった造形を奢ったペットボトルを持って、蓋を開けにかかる。このマーメイドライン(とキリンビバレッジのサイトには書いてあった)は、持つ部分が普通のペットボトルより細目で(単に内容量の問題かもしれない)、握り易いような気もする。が、下にかけて広がっている部分がどうにも邪魔くさい。視覚的にも少々煩わしい感もある。比較するに、コカコーラの瓶のデザインの素晴らしさを改めて思い知らされた次第である。
そうそう、蓋を開けるところで話が止まっていた。
アイスのせいもあって、蓋を開けると香りが立ち上ってくる、というようなことはない。しかし、実際に飲んでみれば、ちゃんと口の中にシナモンの香りが広がってくれる。世の中には、カプチーノをオーダーしても、ご丁寧に「シナモンはお入れしてもよろしいですか」と聞いてきてくれる、即ちデフォルトでは入れないのかもしれないお店もあるが、これで「シナモンの香りがあってこそカプチーノ」というムキも安心だろう。
一方で、シナモンの香りと並んでカプチーノをカプチーノたらしめる要素として、フワフワのホイップクリームorミルクフォームがある。これに関しても、ちゃんとクリームが使われている。
尤も、このクリームは(キリンビバレッジも言っているように)どちらかといえばコクを感じさせるためのものであって、クリーミーな感じのためのものではないようだ。まぁ確かに、ペットボトルの中にフワフワのクリームが浮いているのもどうかと思うが。とはいえ、このあたりは「カプチーノに何を求めるか」の大きなファクターであると思われるので、気にする人は気になるかもしれない。
もう一点附言しておけば、面白いことに、というか、当たり前ではあるのだが、ファイア・カフェのベースとなっているキャラクターラインは、まちがいなくFIREのそれである。したがって、FIREが好みではない人は、これも余り評価できないのではないかと思われる。
よって、この「FIRE・CAFEカプチーノ」は、新発売のカプチーノ飲料というよりは、FIREのカプチーノテイストととらえておくのが正解だろう。


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