JT「Roots・アイステイスト」
内容量:190g
価格:120円
種別:コーヒー
販売:日本たばこ産業株式会社
試飲:2001年5月
ICEにて試飲

(デジカメ故障につき画像はありません)


アイス専用缶といえば280g、と思っていたら、190gで登場である。「Roots・アイステイスト(以下単に「Roots」)」のことだ。
色使いやデザインには問題は無いと思うのだが、なぜかあんまり見た目にアイスっぽい感じがしないのは、そのサイズのせいかもしれない。
そう言えば「Roots」シリーズには250gのロング缶も無い。同じJTのラインナップには「クリーミーカフェ」とかいう太くてデカいヤツ(280gか?)があるので、それとの差別化なのかもしれない。それならそっちの方を「Roots・クリーミーブレンド」とかにして、シリーズのロング缶に位置づけるのが筋ではないかと思うのだが。
まぁ、「Roots」シリーズは大砲主義に走らない事でプレミア〜んなイメージを前面に打ち出すつもりなのだろう。

では早速、そのプレミアなアイスを飲んでみよう。
まずこの「Roots」、シリーズの他の物とは違って、余り色々と添加されていない。もっとも、アイス専用としては、どうもそれが業界のお作法のようなので、その意味では特筆には値しないかもしれない。
それはともかく、その慣例どうりの作りのせいか、味の基本的な傾向は、所謂アイス専用缶のそれと同一である。但し、比較的癖の無い、大人しい仕上がりとなっている。切れ味のある酸味というよりは、広がりを感じさせるもので、且つ後味はクリアーなキレが指向されている。
尤も、それはあくまで他のアイス専用のものと比較してのことなので、アイス専用缶のテイストが嫌いな人にはお勧めはしない。
ゴクゴク飲んで、スッキリ爽快、というよりは、ちゃんと味わいながら飲んで下さいネ、というところだろうか。だとしたら、それが190gの意味なのかもしれない。それはそれで良い判断だが、逆に、癖の無い、クリアーな感じだけに、これなら280gあっても飲める、という気にもなるところだろう。
まぁ、足りないくらいが丁度良い、というのが世の常ではあるしなぁ。

結論:
っていうか、190g缶でアイスコーヒーを探せば、事実上選択肢は他に無い。


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