UCC「UCC・UCC炭焼珈琲 PC200ml 〜夏季限定〜」

品名:コーヒー
内容量:200ml
価格:130円
発売:ユーシーシー上島珈琲株式会社
試飲日:2003.06

試飲状況:ICE


UCCから夏季限定商品、「UCC炭焼珈琲 PC200ml 〜夏季限定〜(以下"炭焼珈琲"と記す。ただし、一般名詞としての炭焼きコーヒーの場合は"炭焼きコーヒー"とする)」が発売になった。
通常、こうした夏季限定コーヒーというのは、然るチェーン店のハワイアン・コナなどに見られるように、爽やかな香りとキレのある酸味を重視したブレンドのものが多いのだが、この「炭焼珈琲」は、その名の如く、炭焼きコーヒーの特徴でもある、厚みのあるコクと苦味に寄ったテイストになっている。
「炭焼き」が名ばかりではなく、しっかりとした「炭焼珈琲」感があり、敢えてこうしたコーヒーを選ぶ層からもちゃんとした評価を得られるものだといえよう。 尤も、たっぷりの生乳が加えられているため(なにより、UCCの製品である)、実際に飲んでみれば、言うほどには「苦み」という印象ではないかもしれない。苦味が効いていて、それが味の下支えになっている点は間違いないにしろ、むしろ、飲み口はまろやかな感じですらある。
カップに記された「炭火焙煎した珈琲豆特有の深いコクとミルクのまろやかな調和、さらにすっきりとした後味の良さ」というコピーも、あながちただの売り言葉ではない。
ただし、上にも記したように、しっかりと炭焼きコーヒーの特徴が出ているため、苦手な人には「薬っぽい」と感じる(らしい)独特の香りもまた健在である。わざわざ苦手な人がチョイスする品ではないとは思うが、一応付言しておく。

右派(別に左でも良いが。以下同じ)と右翼しかないところに、極右を加えて、「さあ選択肢を増やしましたよ」って、そんな事言われても困ります。私、困るんです。
と、まあ、そういうことが世の中にはある。
私、困るんです具合がよくわからなければ、多チャンネル化だのデマンドシフトだの、あるいは多様性だとか言ってるワリには、同じようなメンツで同じような内容の番組しか流れていない、いやそれどころか安易に走り易きに流れている、まるで私の生活のような自堕落な有り様が素人目にも明々白々なテレビの世界を想起していただければよい。いやしかし、別にそんなことでは困っていない人が多いのかもしれないが。別段、私も困ってないし。
ともかく、だ。最初に書いたことの繰り返しになるが、アイス専用コーヒー乃至夏季限定コーヒーというのは、「爽やかハワイアン」系のものが殆んどになっている。
そんな中、敢えて炭焼きコーヒーなどという異質のテイストを出してきたことには、素直に賞賛を送りたいと思うのである。

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