他人の不幸は密の味
とはいえ、死者まで出ているような事件・事故を「衝撃映像」とかいって「たっぷりお楽しみ下さい」といってしまうテレビ局というところは、やっぱりちょっと何だと思う。
マルチメディアでワールドワイドなe−コマースでソリューション(謎)
「週間東洋経済」誌の記述によれば、スターウォーズ級の映像をオンラインで流そうと思うと、100〜200Mb/sくらいのストリームになるのだそうだ。
対して、通信インフラの方は、例えば東京メタリック通信の提供するADSLで下りが640Kb/s(日経産業新聞1999年12月27日より)。
「ブロードバンドなインターネットでビデオ・オン・デマンド」なんて時代はまだ遠い。レンタルビデオ屋のバイト諸氏も、しばらくは商売安泰である。
美味しい水、飲んでますかぁ?
ミネラルウォーターである。そう、つまりナチュラル・ミネラル・ウォーターではなくて、ということだ。ネスレ「こんこん湧水」というやつを飲んだ、という話である。
なお、ナチュラル・ミネラル・ウォーターとミネラルウォーターの違いは・・・。まぁ、いい。興味があれば各自で調べてみていただきたい。その程度の情報なら、きっとどこにでも転がっていることだろう。せっかくインターネットに接続していることだし。
ともあれ、「こんこん湧水」である。「湧水」などといわれると、諸君、「冷たくって、あっ、美味しいー。ちょっと甘みがあって、鮮烈って感じがしますねー」などと女性レポーターが喋っている画(え)を想像しないか?そういうものを期待するよな。
ところが飲んでみると、実にただの水である。印象としては、「塩素臭やかび臭さの残っていない、めっちゃキレイな水道水」という感じ(本来は、話が逆だが)だ。
もっとも、「六甲の美味しい水」とか「南アルプスの天然水」とかの国産の天然水の類は、概してこういう味の傾向にあるので、これが日本の水なのかもしれないが。
なぜ「あ、冷たくって美味しいー。ちょっと甘みがあって、鮮烈って感じがしますねー」と言えないのかを考えてみる。
原因その一。はペットボトル詰めされている。
ようするに、あれだ。「美味しいコーヒーの煎れ方」とか「紅茶を美味しく入れるコツ」なんてのが雑誌に載っていると、「汲みたて、沸かしたての熱湯を使う」と書いてあるだろう?そういうことだ。
水が詰められて長期間そのままにされているということは、いわゆる「気の抜けた」状態になっているわけだ。空気とふれあっていない、空気を含んでいないということだ。
空気を中にうまく取り込んでいれば、味がまろやかに感じられる。東西新聞社の山岡さんも、そんな事を言っていた。
例えば、抹茶をそのまま熱湯に溶かしたのでは苦くて飲めたものではないが、うまく空気と混ぜ合わせてたてれば、丸みのある、甘いお茶になる、とそういうことだ。
原因その二。加熱殺菌している。言われてみれば当たり前のことだが、市販の天然水というのは、原水そのままではなく、加熱殺菌処理をしたうえでボトル詰めされている(外国産のものはどうなのか知らん)とのことである。
で、湯冷ましの水が美味しくないというのは誰でも知っていることだろう。東西新聞社の(以下略)。
以上に挙げた原因は、あくまで私の推測によるものだ。しかし、どうも市販の天然水の類が美味しくないのは確かなことではないかと思う。
改めて問う。美味しい水、飲んでますかぁ?(まぁ、首都圏の水よりは、はるかにマシではあるんだけど)