偉大な男 〜あるいはジョンブルの魂〜
最も偉大な英国人とは誰か。
そういう調査がイギリスで行われたそうである。で結果、沈まぬ太陽たる大英帝国を作り上げたビクトリア女王や、イギリスの誇る大作家シェイクスピア、あるいはビートルズの面々やダイアナ妃、ベッカム様等を抑えて一意を獲得したのは、誰あろう、チャーチル元首相であったとの事。
では、ナチスドイツを野放しにし、後の欧州の悪夢の一つの元凶ともいえるこのパイプオヤジを、彼の国の人々は何を持って偉大としたのか。
同誌に依れば、曰く。変人だから。

ジョンブルの魂か。



ショッキングな話
ショッキングな話をしましょうか。
昔々の「朝生(ちなみに、最近はほとんど見ていない。というか、眠くて見ていられない。いや、別に、議論が眠いんだよ、という意味ではなくて)」で、そのへんの番組によく出てくる大学教授氏が言っていた。
曰く。日本で一流といわれている大学に於いても、欧米の大学の基準で採点をしたら、半数以上の学生が落第することになる、と。
蛇足ながら、この話の何処が「ショッキング」なのかを解説しておけば、「欧米の大学の基準で採点をしたら、半数以上の学生が落第することになる」なら、「欧米の大学の基準で採点をし」て、「半数以上の学生が落第することに」すれば良いだけの事なのだが、自身の講義への評価やら何やらを恐れて、そうできないような知的誠実さも覚悟もないヤツが「日本で一流といわれている大学に於いても」のうのうと教授職に就いているという事実だろう。
確かに、「学生」という言葉は、「アホ」を50枚くらいのオブラートに包んで、チョコレートでコーティングして、上から飾りの砂糖を降りかけたぐらいの表現(念のために言っておくと、「社会人」にしろ「大学教授」にしろ、違いはチョコレートが飴になったり、砂糖がココアパウダーになったりする程度である)なのかもしれない。彼らが勉強をしないとか学問的向上心がないという苦言は尤もである。
しかし、彼らとてただのアホではない。彼らが勉強しないのは、その程度でも何とかなる事を、換言すれば、教授や講師の側の程度を学生側が見切っているからに他ならない。社会が今日の大学に求めているのが学問でないことを正しく理解しているからである、と言っても良い。
先人の言葉に言う。「教えるとは、希望を語ること。学ぶとは、誠実を胸に刻むこと」。しかしながら、胸に刻むべき学問的誠実は、大学教育には、既に無い。その事実。

・・・んでも、学生はそんなこと先刻承知してるんだから、別にショッキングでもないけどね。ああ、大学って、平和な世界だなぁ。



参考資料
今更ですが、11月29日付WBS(ワールドビジネスサテライト)でやってた缶コーヒー売上ランキングのおさらい。
1位:ジョージア エメラルドマウンテンブレンド(コカコーラ)
2位:UCC オリジナル(UCC)
3位:ジョージア オリジナル(コカコーラ)
4位:ワンダ モーニングショット(アサヒ)
5位:無糖ブラック(UCC)
6位:ジョージア ロイヤルマンデリンブレンド(コカコ−ラ)
7位:BOSS 深炒り(サントリー)
8位:FIRE ハート(キリン)
9位:FIRE スーパー(キリン)
10位:ワンダ ワンダフルブレンド(アサヒ)

ざっと見て、缶コーヒーらしい缶コーヒーが上位にいることがわかる。もっとも、調査対象・方法がわからないので何とも言えないのだが(たとえば、時期が違っているせいもあり、いつぞや新聞に載っていた、然るコンビニチェーン全店調べの結果とは大幅に異なっているし)。
あまり参考にもならないか?。


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