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帯状疱疹

  今回は、成人の約10〜20%が発症するといわれている比較的ポピュラーな病気、『帯状疱疹』についてお話します。

 

帯状疱疹が起こる原因とは】

帯状疱疹は、水疱瘡(水痘)と同じ、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因になります。

大部分の人は、子供の頃に水疱瘡に感染したり、水痘ワクチンの接種を受けた経験があると思います。帯状疱疹とは、そのような水疱瘡の感染・接種を受けた人に発症する病気です。

水疱瘡が治った後も、ウイルスは知覚神経節に居座り続けます。やがて数十年経って、過労や加齢によって免疫力が低下した時に、再活動を始め、神経節から神経を伝って皮膚上に現れます。この状態を、帯状疱疹と呼びます。

 

【症状と特徴

最初の症状としては、片側性に神経痛様のチクチクとした痛みが数日から1週間ほど続きます。

その後、一定の神経の分布領域に沿って、浮腫性の赤い腫れ(紅斑)が現れ、やがて水ぶくれ(水泡)が多発します。

水泡は十日程度でびらん(ただれる)になり、かさぶた(痂皮)になって、23週間で治ります。

最初の小さな水泡は痛痒く、片側の胸部から背部など、一つの神経の分布(まれに2つ以上に出現することもある)に沿って帯状に並んで出来る皮膚の発疹は強い痛みを伴うのが特徴です。(※痛みの感じ方には個人差があります)

そして、特に60歳以上の方や、皮疹がひどくなった場合、治療開始までに時間が掛かった方などに多いのですが、皮膚症状が消えた後に帯状疱疹後神経痛という神経痛が残ることがあり、これは完治が難しく少々やっかいです。

 

【部位によっては特に注意が必要】

発症場所は人により様々ですが、頭部、特に顔面に発症した場合は注意が必要です。

目の周囲に及ぶと、ひどい場合には失明する危険性もあります。耳の周囲に出来た場合には、顔面神経麻痺などを起こす恐れもあります。

このように、帯状疱疹は、発症から治療開始までに時間が掛かってしまったり、症状の出る部位によっては、放置しているととんでもない後遺症を残す可能性がありますので、前記の初期症状を感じた場合は、出来るだけ早期に病院への受診をお勧めします。

  

  皮膚症状が現れてから5日目くらいまでに抗ウイルス薬(ゾビラックス、バルトレックス等)による治療を開始すれば、後遺症は残りにくいと考えられています。

万が一、神経痛が残った場合には、神経ブロックなど対症療法により痛みを軽くする治療が行なわれますが、痛みの原因そのものを取り除くことは出来ないようです。

このようなことから、帯状疱疹では、早期に症状を発見し治療を開始することが、症状を悪化させず、後遺症を残さないためにも最善の方法だということになります。

また、帯状疱疹が人にうつることは殆どありませんが、水疱瘡になっていない人と接触すると、その相手が水疱瘡に感染する場合があります。水泡が治るまでは、水疱瘡の罹患経験の無い子供や赤ちゃんには、接触しない方が良いでしょう。  

 

【日常生活での注意(予防のために)】

帯状疱疹を発症しやすいのは、疲労やストレス、病気、ステロイド使用などによって、身体の抵抗力が落ちている状態の時です。予防のためには、日頃から、栄養や睡眠を充分にとるよう心がけることが大切です。

 

【ローリング療法】

ローリング療法では基本的に帯状疱疹の皮膚病変が発症してから治るまでは、施術はお休みして頂くようにお願いしています。(水疱が破れて広がる恐れがあるため) 

皮膚病変が治れば施術可能になりますので、抵抗力を高めるためにも、ローリングを受けて頂くことをお勧めします。

 帯状疱疹が出来るということは体の抵抗力が落ちている状態ですので、早く治すためにも、まずは安静を心掛けるようにしてください。

 

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