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頭痛とはB

●群発性頭痛について

 片頭痛や緊張性頭痛に比べると、発症頻度が少ないのであまり知られていませんが、強い痛みを伴う大変辛い頭痛です。頭の片側が痛くなるので、片頭痛に似ているようですが、似て非なるものです。

 片頭痛が女性に多いのに対し、20〜30代の男性に多く見られ、非常に激しい痛みを伴う頭痛です。

 どちらか片側の眼の周り、こめかみ辺りが突然激しく痛みます。片頭痛が月に2回くらいの頻度なのに対し、群発地震のように、ある期間に集中して毎日のように痛みます。

 頭痛が起こり始めると、1〜2ヶ月の間、連日のように痛み発作が起こります。大腿1日1回の頻度で現れ、1〜2時間痛みが持続します。その期間が終わると嘘のように症状は治まります。このような症状を2〜3年ごとに繰り返すのが特徴です。

 とにかく、激しい痛みが特徴で、眼をえぐられるようだとか、頭を抱えて転げまわるようだ、などと表現される強烈な痛みのため、身動きが取れないほどです。頭痛のタイプの中でも、痛みの強烈さで言えば、間違いなくナンバーワンです。

  また、睡眠中に起こる事が多く、痛みで目を覚まします。この頭痛は、1時間から短い時で10分ほどで治まるようです。痛み以外に発作中、痛む側の眼が充血したり、涙が出たり、鼻が詰まったり、鼻水が出たり、顔に汗をかいたりすることがあります。

 

 

●群発性頭痛のプロフィール●
若い男性に多い
いつも決まった片側の眼の周りに出ることが多い
痛みは強烈。痛くてじっとしていられない程
睡眠中にも起こる
群発期という頭痛発作が起こる時期がある
持続時間は1〜2時間
痛みがある間は、目の充血、涙、鼻水、鼻づまりがある
  

 

 ●群発性頭痛は何故起こるのか?

 群発性頭痛の原因は、はっきりとは分っていませんが、血管の拡張が関係していると考えられています。痛み発作が起こっている時、こめかみにある側頭動脈が拡張をしているため、血管の周囲の神経が引っ張られて、痛むものと思われます。また、ストレス、疲労、運動不足なども誘引になりやすく、注意が必要です。

 群発性頭痛の場合は、頭痛が起こっている群発期にはローリングは出来ません。それ以外の時期に、ビューティで眼の周りや側頭部、髪の生え際など頭部を中心に良くローリングしておくと良いでしょう。また、緊張性頭痛でも取り上げたように、首筋、肩なども良くローリングして下さい。 

 

 

  片頭痛 緊張性頭痛 群発性頭痛
痛む箇所 主に側頭部 主に後頭部 決まった片側の眼の周り
痛み方 ズキンズキンと脈打つように 締め付けられるように じっとしていられない程の強烈な痛み
暖めると 痛みが増す 楽になる 楽になることが多い
動かすと 痛みが増す あまり変わらない 痛みが増す 
頭痛に伴う症状 吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏化 肩こり、めまいなど 眼の充血、涙、鼻水、鼻づまり
症状の出る頻度 1ヶ月に2〜3回 毎日起こる場合もあれば、数日〜数週間続く場合もある 群発期には毎日、1〜2時間持続

 

【頭痛のまとめ】

 これまで3回にわたり、頭痛についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。頭痛はまず、一次性頭痛と二次性頭痛とに分けられ、二次性頭痛は、生命に危険性のある疾患を伴いますので、すぐに病院へ行くことが必要です。一次性頭痛の中には、片頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛などがあり、命に関わる疾患は伴わないものの、痛みのために日常生活に支障をきたす場合もある、大変辛い病気です。

 上段の表に、参考までに一次性頭痛の分類をまとめました。これらの違いは、頭痛に対して適切に対処する為に、非常に重要な事です。すぐに病院へ行くべきか、ひとまず緊急性は無いのか。暖めるべきか冷やすべきか、ローリングをした方が良いのか、安静にすべきなのか・・・など。まずは頭痛の症状を見極め、状態に合わせた対処をするよう気を付けてください。

 また、ご自身で判断に迷う場合は、やはり一度病院を受診されることをお勧めします。最近は頭痛外来を設けている病院も増えてきました。片頭痛持ちの方は、頭痛の無い方に比べて、脳血管疾患の発症率が7〜25倍ほども高いという研究データも出ています。医療の世界でも頭痛に対する認識が変わり、患者さんを取り巻く環境も徐々に変わろうとしています。

 もはや頭痛は、ただ我慢するだけのものではなく、適切に対処する事により、症状を軽減させたり、コントロールする事が可能なのです。日常生活を元気に、快適に、楽しく過ごす為にも、頭痛のコントロールはとても重要な事です。ローリング療法も有効な治療法の一つですので、どうぞご相談下さい。


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