注目度：★★★
驚くべきことに遂にベスト4まで来てしまった韓国。判定などについて様々なことで物議を醸し出してしるが、それはそれとして。韓国代表の選手達には関係のない話だ。彼らにはひたすら頑張ってもらいたい。
さて、前評判が高くなかった割に、正直対戦相手に恵まれたこともあってベスト4まできたドイツ。これが伝統のもつ強さなのか。ファンとしては嬉しいが、これまでの（普段の）ドイツ以上に面白みの少ない試合展開が多いのが気になる。というか、あまり「強さ」というものが感じられない。まるで南米のチームのごとき「のらりくらり」さが目立つ。どんな相手にでも全力で叩き潰しに行くのが本来のドイツ。個人的にはそういったプレーが見たい。とはいえ、怪我人だらけで無理やりメンバーを集めてきたドイツには苦しい話か。ただ、韓国は予選で戦ったアイルランド以来久々に気迫を前面に出してくるチーム。本来のドイツなら真っ向から受けて立つべき相手だ。審判の判定云々に惑わされず、「力」で押すドイツを見せて欲しい。
韓国はホントにいいサッカーをしています。それは間違いない。審判やサポーターの問題がいくら取り沙汰されようが、彼らのサッカーが本物であることは誰にも文句は言えないはずだ。ドイツ戦でも今までどおり「攻め」のサッカーを展開して欲しい。特にソル・ギヒョン、アン・ジョンファン、パク・チソンの3トップは調子もいいし、期待が掛かる。ボランチのキム・ナミルの怪我が気になるが、スペイン戦の後半同様パク・チソンを中盤に下げ、イ・チョンスを右サイドに使う方法もある。守備面で手薄になるのは気になるが、ここまで来たら攻め一辺倒でもいいだろう。ドイツの攻めはサイドからがメインで中央に怖さはない。バラック、シュナイダーの二人もサイドに流れる傾向があるし、ドリブルが強いわけではない。3バックがしっかりFWをマークすれば、パスの出所が少々甘くてもなんとかなるだろう。ホン・ミョンボ兄ぃのカバーリングもあるしね。
ドイツはやはりサイド攻撃からのセンタリングにクローゼ、バラックが飛び込む、という戦術が主になるはずだ。もう一人のFWにヌビルを使うのかヤンカーを使うのかが気になるところだが、個人的にはヤンカーという高さで勝負する方が分があるのではないかと思っている。
ここまで来たらサポーターや審判についてくどくど書いても意味がないことなので、とにかうピッチの上では素晴らしい試合が展開されることだけを望む。それ以外なし。
というわけで予想は、2-1でドイツ。PKや退場がないことを望む。
注目選手：
ドイツ：どうした？クローゼ、バラック、シュナイダー、ハマン
韓国：やっぱり頼りはホン・ミョンボ、ソル・ギヒョン、アン・ジョンファン、イ・チョンス
注目度：★★★
グループCの緒戦でぶつかり合った両チーム、その時は2-1でブラジルが勝った。さて、トルコのリベンジはなるかの？。
実はこの試合、埼玉スタジアムで実際に観てきます。ウッキー。狂ってきます。既に、とは言わないで。
我が心のイングランド＆ベッカム様を砕き落として勝ち上がってきたブラジル。そして我が祖国、日本を叩き潰して勝ち上がってきたトルコ。なんとも複雑な両国の試合ですが、ワールドカップで生のブラジルが観れるなんて僥倖以外の何物でもないので楽しんできたいと思います。特にバルサ（FCバルセロナ）ファンの私としてはリバウドの活躍を期待しています。リーガ・エスパニョーラ後半は怪我で役立たずだったけど。ロナウジーニョが出場停止で、代わりにエジウソンかジュニーニョ・パウリスタがスタメンで出てくれそうなのも個人的には吉。
試合としてはブラジルがやはり有利でしょう。トルコはセネガル戦通りの実力ならなかなかのものだと思いますが、実はブラジルに戦い方が似ている。細かく素早いパス回しとスピードに乗ったドリブルが身上です。しかし、如何せんブラジルのように天才がいない。そこが如実に差として現れる試合になりそうな気配。ハカン・シュキルが絶不調というのも痛いです。対してブラジルはリバウドが5試合連続得点中（次も決めたら連続試合得点の記録では？）で、ロナウドと共に5得点。二人で10得点を叩き出しているんですから始末に終えない。相変わらず守備に綻びは見えますが、点の獲り合いならば負けることはないでしょう。そしてこの両チームの性格上、そうなるに違いありません。ただし、実際に得点が沢山入るかどうかは別ですが。目まぐるしく攻守が入れ替わり、互いのゴールを脅かすことは確かでしょう。
トルコはやはり先制点が獲れるかどうかがカギ。獲れれば番狂わせもあるかもしれませんが、逆に先制されたら一方的になるかも。
というわけで予想は、3-2でブラジル。得点が多く見れればそれに越したことはない。
注目選手：
ブラジル：どちらかが得点王にリバウド、ロナウド、ロベルト・カルロス
トルコ：トルコの森島バシュトゥルク、ハサン・シャシュ、ウミット・ダバラ