サムシングエルス

サイトマップ

携帯TOP

パンタナール

沙漠

ボルネオ

flower

モノクローム

ニューオーリンズ

シンビジウム

野に遺賢在り
久保雅督

パンタナール
沙漠 オリオンとパオ
ボルネオ
moon
flower ROSE
monochrome
ニューオリンズ
佐々木正芳氏のシンビジウム
縞太二
野に遺賢在り

写真:久保雅督(c)

サムシングエルスの
仕事

おもいつくまま健康
WORD

パーソナル

知らずに日常使っている仏教のことば&photo

神楽坂さつきさんに聞く「魅力的な着もの姿の演出」

SOMETHING ELSE's room

コラム

写真日記

カメラを愉しむ

書籍

新聞

おきにいりのフレーズ

おもしろいもの
みつけた

link

 アンケート

QRコード
4. 「わかって撮る」「わからずに撮る」の違い

 写真家になる導きをしてくれた先輩が、現役を引退した後、時間をもて余して、地域の写真サークルに入った。
 プロとして、写真を撮っていたことを話すとめんどうだと判断して、それは伏せておいた。
 初めての出席。
 公園での花の撮影だった。
 彼はしばらくは、ファインダーは覗かず、公園をゆっくりぶらついてから、これはと思う被写体を見つけてシャッターを切った。
 ただ、人と違っていたのは、レンズの前に虫眼鏡をつけて、花の中心に焦点を合わせてシャッターを切ったことだった。
 数日後、その作品を持って、会合に行った。
 その写真を見せてもらったが、主題がバーンと浮き出されて、背景のボケも実に美しい。画面構成も鮮やかで、被写体が、みずみずしく生き生きと輝いており、咲き誇る喜び──というような躍動感が伝って来る。その写真は、見る人を圧倒した。
 たちまちにして、彼がプロであることが見抜かれてしまった。
「当分は目立たないようにしようと思ったんだけれど、体で覚えたものはどうしようもないなァ。普通の人のような感覚ではシャッターが切れないんだよ」
 酒を飲みながら、そんなことをポツリと話していた。
 写真撮影において大事なことは、何を撮りたいかを知ることである。
 そして、どのようにしたら、自分のイメージした画に近づけることができるかを考えることである。
 言い換えれば、プロは出来上がりの写真をイメージしてシャッターを切っている。
 ところがそうではない人は、撮った後で気に入った写真を探そうとする。
 よく、プロの撮影の一部分を取り上げて
「あんなに沢山シャッターを切れば、どれか一枚くらいは当たるよなァ」と、一般の人たちが会話しているのを耳にする。
 しかし、その捉え方は間違いである。
 基本的には連続してシャッターを切るのは、表情を撮る時か、動きを撮るとき。どの写真も使える写真だが、その中で表情などの一番良いものを選ぶのがプロの仕事。
 一般の人が思っているような、数打ちゃ当たるというような偶然を狙っているものでは、決してないのである。   

前 次
カメラを愉しむ
法令に基づく場合などを除いて、個人情報をご本人の同意を得ることなく第三者に提供したり、開示したりすることは致しません。
写真・文章等の無断複製、転載、転用はご遠慮願います。

copyright(c) SOMETHING ELSE Co.,Ltd. 2012 all right reserved  since2006