サムシングエルス

サイトマップ

携帯TOP

パンタナール

沙漠

ボルネオ

flower

モノクローム

ニューオーリンズ

シンビジウム

野に遺賢在り
久保雅督

パンタナール
沙漠 オリオンとパオ
ボルネオ
moon
flower ROSE
monochrome
ニューオリンズ
佐々木正芳氏のシンビジウム
縞太二
野に遺賢在り

写真:久保雅督(c)

サムシングエルスの
仕事

おもいつくまま健康
WORD

パーソナル

知らずに日常使っている仏教のことば&photo

神楽坂さつきさんに聞く「魅力的な着もの姿の演出」

SOMETHING ELSE's room

コラム

写真日記

カメラを愉しむ

書籍

新聞

おきにいりのフレーズ

おもしろいもの
みつけた

link

 アンケート

QRコード
5. 稲の雌しべと雄しべ

 8月7日の日曜日、お米の花の写真を撮りに行った。
 鳥取県で、[湧気(ゆうき)農法]という、こだわったお米づくりをしている友人からの依頼で撮っているのだが、これがなかなか難しい。
 最初、話を聞いたときは、緑のキャンバスに白い花をつけた稲が群生している、そんな写真を撮ればいいのだろうと思い、簡単に「いいですよ」と引き受け、ワイド系のレンズで撮って送った。
 まあまあの写真と思っていたが、
「こういう写真ではなく、花の生態がわかる写真を」と言ってきたので、今度はクローズアップでモミから雄しべが何本もクネククネと出ている写真を撮って送った。
 それはそれで喜んでもらえたのだが、「雌しべが写っていない。欲しいのは、雄しべと雌しべが写っている写真」だと言ってきた。
 どういうことなのか少々混乱してきたので、インターネットで調べてみると、
「1粒のモミの中に雌しべと雌し弁が同居していて、8月中旬頃の天気の良い日の午前中(9時から11時)、2時間くらいの間に、モミが2つに割れて受粉する」という記述があった。
 モミ1粒の大きさは2mmとか3mmの世界。
 普通のレンズではまず撮れない。
 マクロレンズも持っていないので、これは大変なことになったなと、頭を抱えてしまった。
 そんな時に思い出したのが、先輩がやっていた、レンズの前に虫メガネを付けて撮ることだった。
 私は、以前からルーペ代わりに、100mmクラスのレンズを使っていたので、そのレンズをカメラのレンズの前に手持ちで着けて試したところ、とても感触よかったので、それで撮ることにした。
 被写体とレンズの距離は3cmくらいまで寄ることができる。
 それだけでも、かなりクローズアップできるが、さらにデジタルカメラの利点を生かして、コンピューター上で拡大するという作戦をとることにした。そのためには、普段はJPEGでカメラに記録させる写真をTIFFで記録させ、1枚の写真の情報量をできるだけ密にして撮るようにした。
 結果的には、数mmのモミが20cmくらいまでクローズアップできたので、肉眼では見えない雌しべもキッチリ写り、雄しべの透き通った管やそれについている水滴までもがはっきり見える、神秘的な世界を見せてくれることになったのである。

前 次
デジタルカメラ
法令に基づく場合などを除いて、個人情報をご本人の同意を得ることなく第三者に提供したり、開示したりすることは致しません。
写真・文章等の無断複製、転載、転用はご遠慮願います。

copyright(c) SOMETHING ELSE Co.,Ltd. 2012 all right reserved  since2006