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佐々木正芳
(ささき まさよし)
「逆境に耐えて咲く花こそ、美しい」
profile シンビジウムアーティストシンビジウム(グリーン)
(フォクスファイヤーグレード マリーングリーン)
 昨年(2005年)、2月から4月にかけて東京←→倉吉(鳥取県)間の片道、約730キロを仕事で3回往復した。
 この、3回の往復で発見したことがある。
 それは行きと帰りで疲れ方が違うということである。
 もちろん、そこには精神作用も大きく影響している。これから行く先に待ち受けている仕事のことを考えると、往路の長いのは当たり前だが、まだ肉体的な疲れはない。反対に、帰りの運転は、仕事が一段落したという安堵感はあるが、神経も肉体も疲れきっているはず、なのに、なぜか軽快なのである。
 一体、これはどうしてなのかと考えていたら、ふと思い当たることがあった。
 それは、東京に向かって帰る前に、いつも佐々木正芳さんのところに寄っていくのが習慣となっていたのだが、その時、佐々木さんが栽培しているシンビジウムの鉢や葉を積んでいることが、どうやら疲れを癒してくれていたのではないかということだった。 
 季節は、次第に暖かくなり始める頃。といっても、まだ窓は閉め切っており、暖房をかけている車内の環境は決して良いとは言えない。さらに私はタバコを吸う。そんな空間で長距離の運転をすれば、そこはまさに活性酸素の製造工場。不健康極まりない状態なのだが、なぜか疲れを感じないのである。
 おそらく、鉢植えのシンビジウムや、その葉っぱが、空気清浄器の役割をしてくれていた。つまり、植物の持つ「気」という生命エネルギーによるフラワーセラピー効果が、自律神経に作用して、疲れを和らげてくれたのに違いないのだ。
 佐々木さんは、そのことを知っていて、毎回、プレゼントしてくれたのだと思うと、その心根と花の美しさが見事に調和した。
 と、ここまで読んで「おやっ」と思った人は、花について、かなりの知識を持った人である。
 なぜなら、通常、シンビジウムはクリスマスの頃がピークなのだが、佐々木さんの育てるシンビジウムは1月頃から出荷が始まり、5月頃まで見事な花を咲かせるのが特徴なのである。
 鳥取市平坦部の暑い夏を越して冬になると、外気温に近い温度で開花準備をさせる。暑い夏と寒い冬を体験して咲く花は、大きく、葉の色も鮮やか。水の温度を調節して育てると、花は100日でも咲き続けるそうだ。
 一鉢で開花する本数は最低でも3本以上だそうだが、その見事なこと。
 取材でお世話になった方へのお礼に、佐々木さんのシンビジウムをお贈りしたところ、「こんな立派なシンビジウムは見たことがない」「蘭を超えた蘭ですね」と絶賛の言葉が返ってきた。
「シンビジウム」は、もともとアジアから持ち帰りヨーロッパの上流階級の人々によって愛でられたもの。近年では覚えられないほど新しい品種がたくさん生まれている。
 最近では、シンビジウムの葉の中に含まれる成分に養毛効果があることがわかり、養毛剤の成分としても人気となっているらしい。

文/写真 久保雅督(2006.2)




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