緑茶

2011.1.23

 緑茶には、ビタミンC(抗酸化作用)、カテキン(抗酸化作用、抗菌作用、抗認知症)、テアニン(旨味成分)、カフェイン(覚醒効果、利尿作用)、食物繊維(整腸作用など)が多く含まれている。
 知っている人には、緑茶
の良さは目新しくないものだが、「ためしてガッテン」(NHK)ではさらに、緑茶を効果的に利用するための飲み方を研究していた。



 日本人の3人に1人がガンで死亡している。
 10万人以上の人口の区や市を調べてみると、ガン死亡率の低さで、男性2位、女性1位となっているのが静岡県掛川市。ちなみに男性の1位は東京都国分寺市。男性の3位、女性の2位は静岡県藤枝市、女性の3位は沖縄県うるま市となっていた。
 静岡県掛川市は、ガンの死亡率が少ないだけでなく、生活習慣病の死亡率も低く、長寿の人が多い割には、老人医療費(全国の年間平均は821,000円)がかなり低い。[掛川市立総合病院 副院長 鮫島庸一先生の調べによるもの]
 掛川市の徳育保険センターでは、地元の病院、大学、国の研究機関が協力して、生活習慣を調査した結果、緑茶がその要因ではないかという結論に達した。 
 

 東北大学、野菜茶葉研究所、掛川市が共同で、コレステロール、血圧、血糖値の高い人に対して、緑茶の粉末の濃厚エキスを入れたカプセルを、毎日、3カ月間飲んでもらうという調査をした。生活習慣は同じまま、結果を正確にするために緑茶を飲むのだけが禁止事項。
 緑茶を入れた本物と偽物を二重盲検法(被験者、試験者とも本物、偽物を知らされていない)で調査した結果、医療薬を服用するのと同じ程度に悪玉コレステロールの数値が減少し、またウエストサイズの減少などの結果が出た。
 
 番組ではさらに、緑茶を飲む習慣のない人に、10日間、1日10〜15杯の緑茶を飲んでもらったところ、便通が良くなり、便を調べると腸内環境を整える善玉菌が増えていることがわかった。 

 ただ、緑茶は、飲むのをやめると、効果が得られなくなる。毎日、掛川市民が飲む10〜15杯もの緑茶を飲むのは大変である。
 掛川で飲まれている緑茶の特徴を調べてみると、200ml中の沈殿成分に、抗酸化作用のあるβカロテン75.5μg、血行促進、免疫機能改善作用のあるビタミンEが0.05mg、腸内環境を整えるクロロフィル類が1.08mg。他の緑茶と比較してはるかに高い数値のものが含まれていることがわかった。
 本来、緑茶のテアニンは日に当たると渋味のあるカテキンに変わるため、霧が深かったり、日が差し込まない山間地で栽培するのが適しているといわれている。
 掛川市の茶畑は、日に当たるところにあるため、蒸す時間を倍にして、茶葉の細胞壁のかけらがカテキンを吸着する作用を利用した、深蒸し茶とする。深蒸しすると、結果的に茶葉の健康成分も多く引き出されることになる。
 そこで、深蒸し茶葉と同じ効果を得るために番組で編み出した方法ーーそれが、すり鉢に、市販の緑茶の葉2g弱と、熱湯を小さじ1杯入れて、1分間ほど擦ってペースト状にし、そこへ熱湯200mlを入れて1分待つ、というもの。
 こうすると、1日600ml(大きめなコップで3杯)で、掛川市民の10〜15杯と同じになるのだそうだ。
 そのうえ、すり鉢で擦った茶殻は、においやえぐみがないため、炊き込みご飯、ホットケーキ、焼きそば、サラダなど、他にも、様々な料理に入れて使うことができる。

ためしてガッテン (NHK 2011年1月12日)より

 以前、何かで見て、茶葉を粉末状にして、食べたり、料理に入れるのを試してみたが、習慣になるところまではいかなかった。
 これからは、コーヒーの何杯かに代えて、Myすり鉢+Myすりこぎで、抹茶をたてる感覚で「濃い緑茶」を飲んでみよう。
 そういえば、茶殻を使って掃除するのは、資源の再利用と、抗菌作用を利用した
もので、食後に緑茶を飲むのも、抗菌作用が虫歯の予防になるという生活の知恵。生活の知恵を復活させて、食後のコーヒーを、たっぷり1杯のすり鉢緑茶にすれば、一石二鳥。1日3杯もクリアする。
 コーヒーにも抗酸化作用、利尿作用、そしてダイエット効果などがあるが、なんといってもあの香りが良い。お茶もまた、良い香りである。アロマ効果もいけそうだ。
 何より、すり鉢で擦るところがおもしろい。100円ショップに、すり鉢って売っているだろうか?

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