閏年とオリンピック

2008.8.9

 北京オリンピックが始まった。そういえば今年は閏(うるう)年である。
「閏」という字は当て字で、王が門の中にいて政務などを行なわないという意味を持っており、正式には「じゅんねん」という。閏年以外は「平年」というそうだ。
 

 4年に1度というイメージのある閏年だが、正確には、その条件だけではないらしい。
 現在の暦での、閏年の定義は、
「400で割り切れる年と、4で割り切れるが100で割り切れない年」になる。
 日本では、基準は西暦ではなく、神武天皇即位紀元になる。神武天皇即位紀元は、皇紀(こうき)ともいわれ、2008年は、皇紀でいうと2668年となる。

 アメリカの大統領選挙は4年に1度のため、特別な事情を除いて、閏年にあたる。
 1896年の第1回アテネオリンピック以来、4年ごとに行なわれる夏期オリンピックの開催も閏年になる。残念ながら、戦争で1916年、1940年、1944年には開催されなかったが。
 しかし、4で割り切れる年の例外として、1900年のパリオリンピック(第2回)は閏年ではない。同じ理由で、2100年は閏年にはならない。

 ちなみに、400年に一度の閏年となる2月29日は、必ず「火曜日」になるのだそうだ。たとえば、2000年。
 また、閏年は必ず、干支が子(ねずみ)年、辰年、申(さる)年に限られる。干支が12種類で、閏年は4年に一度なので、必ず、同じ干支になるためである。
 ただし、逆は当てはまらない。

 この、ややこしい定義は、閏年が、暦と太陽や月の動きを、極力一致さ せるために調整することを目的としているためである。
 閏年を設定しないと、年数が重なるほど、季節(太陽の動き)が合わなくなり、生活や作業などの基本となっていた月や星の動きとズレが生じてくる。
 調整する年を「閏年」というが、調整する月のことを「閏月」、日を「閏日」という。
 ユリウス(シーザー)により制定されたユリウス暦でも、4年に1度、1日追加してズレを修正していた。
当初は、年の始まりが現在の3月にあたっていたため、年末にあたる現在の2月に、1日追加した。

 
 余談だが、原子時計の時刻と、地球の自転を合わせるための「閏秒」もある。6月30日〜7月1日、あるいは12月31日〜1月1日に調整が行なわれている。地球の自転が遅い場合は1秒多くなり、遅い場合は1秒少なくなる。これまでに、少なくなったことはないそうだ。
 今年も、1秒多くなる。
 閏秒は、閏年に行なわれる訳ではない。  
参考:
http://www.ndl.go.jp/koyomi/nazo/01_index.html  

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