稲の花

2008.9.3

 7月頃。稲は、穂になる芽(幼穂・ようすい)をつくる。
 1本の穂の中に約70粒の籾(もみ)がつくられて、上の方から、1週間くらいかけて順番に開花する。ただし、花びらは無い。
 7月の終わりから8月の終わりにかけてのお昼前後。「えい」(籾殻になる部分)が割れて、雄しべが飛び出し、ぐんぐん伸びる。1つの籾は約2時間で、雄しべを外に残したまま閉じる。
 これが稲の開花。 
 雄しべの花粉は、雌しべに自家受粉して、雌しべの花粉管を通り、胚のうに行く。やがて受精した子房が大きくなり、約1ヶ月でお米になる。
 農林水産省統計部の資料では、平成19年の水稲の収穫量は8,705,000トン。1株の穂は平均で22本。
稲の花
写真は、朝の5時半頃に撮影したもの。

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