人は、位置を確認していなければ、不安になることが多いようだ。
たとえば、何年か前、密かにブームになった、探偵をやとっての「自分調査」。普通、調査というのは、自分以外の人に対して行なわれるものだが、これは自分が周りからどう思われているかを調査してもらうもの。
確かに、会社で自分がどう思われているのか、友達にどう思われているのか、近所でどう思われているのか、考え出すときりがない。あるきっかけで、相手は自分が思っているほどには評価してくれていなかったことがわかる、なんていう話は現実にゴロゴロころがっている。それを知るのが怖くて、友達とはメール中心の交流、というのが「自分調査」「自分探し」以降の、今という時代の象徴なのかもしれない。
位置や価値がすべての最重要目的では、むなしい。位置や価値を確認することは、案外わかりやすいが、位置も価値も常に変化する。自分を知り、そして受け入れることが大切だ。位置や価値が幻だった時にすべてが崩れてしまわないように。
ところで、迷うとは、「目的」があるからこそできることだそうだ。迷い多き人生というのは、そういう意味では案外いいことなのかもしれない。
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