誰もが少なくとも心に、一つは廃墟を抱えている。
忘れたふりをし、あるいは事実を塗り替えて、あるいは隠れ場所として利用しているかもしれない。
悲しみや傷みは、時とともに完全に忘れることはできない。
傷をえぐるかもしれないことがわかっていたら、尚更、対峙したくはない。
しかし、土に埋もれてしまう前に、少しずつ光をあてて、風を通すことができたら、囚われることだけはなくなる。
認めることもなく、目を向けることもなく、あるいは美化しているうちに、囚われて、自分が廃墟と同化してしまう。気づかないまま、背骨だけがゆがんでいく。
2006.12.3
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