この1年間を終わってみての感想は「やって良かった」の一言です。
確かに、会社を離れた怖さや、寂しさもありましたが、
私自身はもちろん、妻や子ども、父母や義父母に至るまで
いいことづくめでした。
「もし、育児休職をしていなかったら・・・」と考える方が
今となっては、恐ろしくも思えてしまうくらいですが、
あえて、この観点で書いた方が皆さんに今の私の気持ちが理解していただける
と思うので、これでまとめてみます。
もし、育児休職をしていなければ・・・
妻を見る目や子どもたちとの接し方も間違った方向に
たぶん行っていたでしょう。
他の奥様方に対しても偏見な見方をしたままだったと思います。
今の子どもたちを取りまく状況も正しく理解できず
誤った対処をしていたでしょう。
幼稚園や保育園の問題も一部の情報を間にうけて
疑問すら感じない。
母や父の苦労もきちんと理解できない。
ある意味では、私自身、偏った考えしか出来ず
自己中心的な性格のままだったと思います。
妻だって私に対して、うらやむ目で見つづけたと思います。
自分の一番大切なもの、大事なものを
はっきりと認識することができた1年間でした。
ここで、具体的なことで一つだけ書き残しておきたいと思います。
夫が妻にかわって育児をするということは、
その子どもを今までとは違う目線でつねに見つめるという事でも
あり、妻の目でとらえた子どもと夫の目でとらえた子どもの
情報が、夫婦間で共有化されることによって、
今の子どもの本当の姿が見えてきます。
これは、実感です。
たまに遊んだりした位では、賢い子どもの本音までは
見えません。まして、お母さんだけではそれこそ偏った
見方しかできないでしょう。
今回の育児休職の一年間は
これからの我が家にとっては、かけがえのない1年間だったし、
とてもよい宝物をみつけられた1年間でした。

しゅうちゃんの育児日記
育児休職1年間のまとめ編

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このページは、1999年3月1日から2000年2月29日までの
育児休職をした1年間の体験を通したまとめです




 

                    

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