家は欲しい
でも、どうやって進めたらよいかわからない
なので、夫婦で調べたり、聞いたりしながら
準備作業をしました。
1.資金を貯めよう
頭金0円と広告で良く目にしますが。
私は、危険だと思います。頭金が無ければ、返済期間も長くなります。
公庫や財形転貸といった、公的融資は、基本的に費用の80%しか貸してくれません。
あとは、銀行から借りるしかなくなります。
銀行から借りるのが悪いとは言いませんが、借りれる範囲が狭くなったり、複雑になります。
頭金はあるにこしたことはありません。
いくつかのHPで見たのですが、頭金を積み始めるのは、家を建てる3年前位からという
のが多いようです。
我が家でも、3年前から、生活費を切り詰め、財形積立を中心に積立をしました。
財形転貸融資は、貯蓄額の10倍まで、最高4000万まで貸してくれる。
これを目安に、財形で400万貯めよう!と決めました。
「数年が経過」
妻や子から鬼のように言われながらも、生活費を切り詰め貯蓄に励んだ。
で、そろそろ家が本当に欲しくなったので、具体的に動きはじめました。
2.軍資金はいくら?
まずは、おおよその自己資金を算出!
@今、自分がどの位貯金(財形預金)があるかをチェック、集計。
A土地を見つけるのに半年はかかるだろう。家を建てるのにも半年はかかるだろう。
として、これから1年後に家を建てると判定。
B@の資金に、これから1年間でどの位上積みできるかを、計算し、
@+B=自己資金(約1000万)としました。
C月々どの位なら支払えるかをチェック、計算。
(今のアパート代+今住宅取得のためにしている積立額が概ね支払えるベース)
財形転貸融資のページにシュミレーションというのがあった。
そこで、頭金やら借入れ金額やら支払い月数等をいろいろ入れてみて、
支払える金額で、どこまで借りることが可能かどうか、何回も入れてみて
決定。
ちなみにこの時点で、私の場合では、月々の支払いから見ると、総額4000万
までなら支払えると判断。
財住金シュミレーションのページ
住宅金融公庫「資金計画診断システム」のページ
ろうきんローンシュミレーションのページ
(いろんな銀行のHPでシュミレーションできます)
D必要資金を再検討
Cで自己資金4000万としましたが、この時必要な頭金は800万になります。
(財形転貸融資は、工事費の8割まで融資してくれるからです)
また、諸費用等が別に支出される。
諸費用については、あとで細かく示しますが、
大体、どこのHPを見ても、総費用の10%を見ればよいということ
だったので、この場合、400万が諸費用ということになり、
自己資金は1200万必要であるということがわかります。あれれ、足りないぞ!
Eここで無理は禁物。あくまで概算金額なので、もう1回精査。
Dで分かるように、本当に必要な資金というのは、総工事費の30%
は最低必要ということが分かります。
そこで、自己資金(1000万)÷30%=3333万≒3500万
(不足分は、@の時に算入しなかった貯金を足すことにしました)
「この時点でようやく、おおよその資金のメドがついた!」
3.土地や家の価格分配
私たちは、家屋と土地の両方を購入しなければいけないため、次に
土地にどの位かけられるか、家屋にどの位かけられるかを検討。
「新聞の不動産広告でのチェック」
建売住宅や不動産の広告から、希望の間取りに近い家を探します。
見つかったら、その家屋部分の金額をチェックしておきます。
複数物件が出揃ったところで、概ねの家屋費用を想定しました。
すると、私たちの場合は、2000万〜1500万となりました。
で、あいだをとって2000万を家屋費用といったんしました。
すると、残りの1500万が土地費用ということになります。
4.どこらあたりに住もうかな?
@住みたい場所の条件を家族から聞き取り調査実施。
で、我が家の条件は・・・・
・長女がスイミングスクールに通っているが、送迎が大変なため、自分で自転車で
通える範囲に家がほしい。
・長男が学童保育に入っているので、学童保育所がないとだめ。
・妻が通勤する際に、なるべく会社に近いところがいい。
・子どもの将来を考え、高校まで、バスまたは自転車で通えるところがいい。
(ここ重要だと思います。学校が近くにあるところは、結構土地の値段も高い
でも、学校が近いと、自転車で通えるので、通学費用は安くなる。
つまり、イニシャルをとるか、ランニングをとるかで、我が家はイニシャルを
とった。でも、近くの高校に合格できることが条件になりますが・・・)
A地図へ書き込み
住みたい町の地図を買ってきました。
そして、@の条件を記入していきました。
・スイミングスクールの場所に丸をつけ、半径3キロを○で囲む
・学童保育の場所に丸をつける
・会社を中心に半径5キロを○で囲む
・高校の場所に○をつける
この作業により、地図上に条件を満たす範囲がしめされます。
B新聞の不動産広告でのチェック
広告に掲載されている土地の値段(坪単価)を、土地の条件(南向きとか)を
考慮しながら、大体の金額を地図に記入。
この段階で、買える土地の大きさも検討できます。
つまり、坪単価が30万であえば、1500÷30=50坪になりますし
坪単価が50万であれば、30坪ということになります。
C土地の必要坪数をチェック
家を建てる場合は、さまざまな規制があります。
ここで、引っかかるのは、建ぺい率と容積率。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の建築面積の割合。
容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積の割合。
それぞれ、場所によって制限が違うので、正式には深く検討する必要がありますが、
この時点では、一般的な建ぺい率60%で見ることにしました。
すると、3でチェックした家屋の大体の建築面積が20〜25坪であったので、
25÷60%=42≒50坪 必要坪数は約50坪ということに。
「これで、家屋に2000万、土地は50坪で1500万という概算値がでました」
5.土地の必要条件の絞込み
@地図への書き込み
先ほどの地図に、坪単価30万以下が望めるところに色を染める。
ついでに、市のホームページにハザードマップなるものが掲載されているのを発見。
ハザードマップには、洪水の被害が出そうな場所がマーキングしてありました。
これをそのまま、別の色で染めた。
A地図の詳細チェック
・バス停の場所
・公園の場所
・小・中学校の場所(学区が注意要) 等
いろいろ気になるものを、○とか記入していきます。
すると、人目でわかる、条件別の地図の出来上がり。
B地図を見ながら、家族で最終検討
さまざまな条件を記入した地図をみながら、家族で住みたい地域に順位を付けました。
順位の付け方としては、「○○町○丁目 第一位」といった感じです。
8地域ほど選択しました。
「これで、土地の要望がまとまりました」
ここまでで、確定したのは、
@どのくらい費用を用意できるか・・・3500万まで
A土地の大きさ・・・50坪 1500万
B家屋費用・・・・・・30坪 2000万
ただ、これはあくまでも概算値なので、あくまで目安。
欲望やら条件やら、その時の気分で、変わります。
でも、ここから大幅にずれる(特に高く)というのは、ほとんど危険です。
事前準備はこの程度でよいと思う。
もし、希望の土地や家と資金がかけ離れているのであれば、
建築を数年先送りして、資金計画をキチンとした方がよい。
あわててはいけません。じっくりいきましょう。