2.賞状がなくなる?

 

    中々縄跳びの練習をしない子供たちに、
    「縄跳び大会で賞状が貰えたら、こづかいがもらえるぞ」というと
    (我が家では、校長先生の名前またはそれ相応の方からの賞状を
    ゲットした場合は、小遣いに反映するシステムとなっている)
    「今年から賞状がなくなったんだよ。学校からの手紙にも書いてあったでしょ」
    「なんと・・・」
    学校からの文書というのは、保護者からのアンケート結果をまとめたものである。
    さまざまな角度から賛否両論の意見が記載されていた。
    再度見直すと、確かに、子供が言うように賞状のくだりもあった。
    「おかしい」「絶対におかしい」という私。
    子供が重ねて「水泳大会でも賞状は出なかったでしょ。記録証だけだよ」
    なぜ、なくなってしまったのだろうか・・・
    TVでやっていたが、ある幼稚園の運動会では、徒競走なのに手をつないで
    ゴールするのだとか・・・
    「やはりおかしい」
    昨年までは、縄跳び大会でも賞状がでていた。
    近所の子は、縄跳び大会に向けて、練習していたもんである。
    私の子供のころのことを思い出せば、
    勉強ができなくても、マラソン大会で優勝する子がいた。
    縄跳びは、努力するといがいと賞状がもらえる競技でもあったので、
    結構、マジで練習する子もいた。
    なぜ、賞状はでなくなってしまったのか??
    勉強では「やれ何番だ、順位がどうだ」という親が多いのに・・・
    世間にでれば全て階級があるといってもよい。
    私の会社でも、給与は評価性である。
    努力した子、結果を出した子は何らかの形で報われる必要があると思う。
    たかが賞状1枚。でも毎年、縄跳びだけを照準をあわせてがんばってきた子は
    どうなるのか?
    いろんな機会を捉え、ほめてあげる。結果を残してあげる。
    やれ差別だとか、平等だとかいろいろご意見はあると思う。
    でも、賞状くらいあげてやって、1日くらい友達や先生、親にほめてもらい
    賞状という記念品を残してあげる。
    賞状をあげないようにするのではなく、逆に、たくさんの子供たちに賞状があげられる
    ような方法を考える方がよいと私は思う。
    例えば、運動会のチャンス走のように・・・
    くどいようだが、水泳大会や縄跳び大会で賞状がでないのはおかしい。
    何かはきちがえているような気がしてならない。
    かくいう私も、徒競走も勉強も中途半端な順位だったが、縄跳びと跳び箱だけは
    得意で、自分の部屋に貼ってあった賞状は、この2種目位であったのである。
    

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