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「伝説のオウガバトル」は途中セーブが無いことで途中リタイヤ。「タクティクス オウガ」はクリア。「タクティクス〜」が、我がゲームライフにおけるマイベスト第一位という(笑)私にとって、本作は本当に待ちに待った作品です。
「ゼルダ」の数百倍「ロクヨン」持ってて良かったと思った程です。しかし同時に、本作に対しては様々な不安もありました。というのも前作・前々作で核となり、プロデューサーとしてその才能を発揮されていた松野氏が、「タクティクス〜」完成後、キャラクターイラストを手がけた、吉田氏(もしかすると他にも数人いるかもしれませんが)とともにスクェアに移籍されたという事です。
まず、前作までの作品としてのクオリティを作れるのかというクエストの方々が聞くとまさに大きなお世話とでも言いましょうか?
そんな心配事、そしてここが重要なのですが本作、そしてこれまでのシリーズもですが、すべては「オウガバトルサーガ」と呼ばれる一大叙事詩を松野氏が「伝説〜」の頃に作り上げ、全8章からなるこの物語の幕を下ろす前に松野氏達が移籍したと言うことです。
ちなみに「伝説〜」は第5章、「タクティクス〜」は第7章、そして本作が第6章となっており、まだ残り5章に至っては、文字すら公表されていない状態です。
まぁこのシリーズをプレイされたことのない方々がこの文章を読むと、「ど〜でもいいんじゃないの?」とおっしゃるかもしれませんが、この「オウガバトルサーガ」そして本シリーズ。
並のゲームでは太刀打ち出来ない程のリアリティとストーリーの、深みやおもしろさを持っている作品なんです。
物語は、前作「タクティクス オウガ」でヴァレリア半島が、戦いの舞台となっている時同じくして、別の地で行われた戦いを描いた作品となっております。
システム的には、シリーズ第1作目「伝説のオウガバトル」のリアルタイムSRPGで各ユニットが個人ではなく、小隊編成に戻り、基本的には「伝説〜」を踏襲したシステムとなっておりますが、演出などは「タクティクス〜」の演出方を使用するなど、演出法のこだわりそしてゲームシステムへの細部にわたる調整などによって、「伝説〜」程のストイックさが消えた気がします。無論途中セーブなどもついたことで社会人の私でもクリアすることが出来ました(笑)。
シナリオに関しては、個人的には文章の言い回しなど、これまでのシリーズから出来るだけ違和感が無いように配慮されたのか、コアな人間が抜けたにも関わらず、そんなことを気にもさせないような出来でした。しかし、このシナリオに関しては賛否両論みたいで熱烈なシリーズのファンには、クオリティが低いと言う方もいらっしゃる様で…。
しかしながら、ここでこれだけは言いたいのは松野氏がスクウェア移籍後初の作品となった「ファイナルファンタジー タクティクス」の方が、シナリオ的には良かったという意見。
「FFT」のレビューでも書きましたが、あの作品については、シナリオ上かなり問題が有ったように感じます。
何せ、演出の妙によって、中盤以降ストーリーのベースとなるモノが巧みに差し替わり、結局のところただのモンスター退治的なノリになり物語としての転結が出来てなかったということです。
本作「オウガバトル64」は、そのあたりについては、ちゃんと「起承転結」が出来ていたと思います。
また時としてネガティブな考えを持つ主人公・マグナスに救いの手を差し延べる主人公の良き理解者にして強力な味方、「伝説〜」の主人公・ディスティンの存在などサイドメンバーたちのキャラクターもしっかりと設定づけられ、本作の見所である「シナリオ・登場人物の細やかな設定」というのが、とても良く仕上がっていたと思います。
ちなみに、僕はいきなりバッドエンディングでしたがディスティンの存在によってエンディングではどれほど救われたことか…(笑)
本作、先述したとおり「伝説〜」のシステムを踏襲しておりますが、「伝説〜」を知る方なら、あの忌まわしい「カオスフレーム」の存在が気になる方もいらっしゃるはず。実は本作、当初「カオスフレーム」は存在しないと思われておりましたが、実は画面上に登場しないためプレイヤー自身が知ることは無いだけで、ちゃんと存在します。プレイヤーの行動次第で、プログラム上のパラメーターは変動し、結果がエンディングへとつながる訳です。まぁ以上、つらつらと書いてしまいましたが、シリーズのファンとしては、まだまだ書きたい位ですがここらでまとめに…(笑)
基本的にはSRPGですし、私のように「伝説〜」でリタイアされた方もいらっしゃるでしょうが、本作様々な意味で良質の作品です。
今年度のゲームにおいては私の中ではベスト1に輝く出来です。登場当初こそ、定価売りでしたが、現在は在庫が多いのか¥1980円ぐらいで販売されておりますの64所持者は、是非プレイして欲しい逸品です。ちなみに本作、これまでは「クエスト」が制作・販売しておりましたが、本作からパブリッシャー・プロモーターとして販売元が任天堂に変わりました。ん〜、クエスト経営不振?などという暗い噂も出ておりますが、とりあえずはオウガバトルサーガを完結して欲しいところ。またネオジオポケットでも「オウガバトル外伝」というタイトルが予定されております。
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