2001 FIM世界耐久選手権シリーズ第6戦

”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース

総合11位

S-NKクラス 3位

206LAP

応援ありがとうございました!

 

2001年鈴鹿8耐

今年もまた、鈴鹿8耐に出場できる機会を与えてくださった(株)日本ビート工業の皆様に感謝しております。
今年の8耐は、なんと言っても私が、1987年よりBEETのマシンに乗せていただけるようになった頃、私の目標でもあった当時国際A級だった中井さんと組めることが、富松社長のリクエストもあり、何よりもうれしいスタートでした。

まず、8耐参戦にあたって私の立てた目標が、予選20位以内スペシャルステージに残り、クラス表彰台というものでした。

事前のテストでも、中井さん、メカさんと共にマシンを仕上げ、8耐ウイークに持ち込まれた9Rは、今までテストしてきた仕様の中でも一番の手ごたえを感じさせる仕様で予選を迎えることが出来ました。結果としては、私も中井さんも共にベストラップは出せたものの二人の平均タイム2分13秒180で、総合24位、第一目標である20位以内はクリアーできませんでしたが、共に自己ベストラップを出し、特に中井さんは、自己ベストを1秒5も短縮すると言うライディングスクール中井校長のモットーでもある「究極の安全運転」にふさわしいライディングに私も非常にモチベーションがかかりました。

一夜明け、決勝では、走ってみたら思った以上に暑くなく順調に走り出すことが出来ました、中でも非常に苦しんだ場面では、スズキの1000R、ホンダのCBR900勢のトップスピードの速さには、かなり苦戦いたしました。最終立ち上がり、スプーン立ち上がりでもスリップに入るも出れない、インフィールドでの勝負・・・かなり疲れました。
中でも、一回だけひやっとしたシーンは、スプーン入り口で13番のM.BARNE選手スズキ1000Rを強引にインからさそうとしたが、相手も引かずジャックナイフ状態で、接触するシーンもありましたが、でも引かない・・今度は最終でアウトからかぶせ、必殺の幅寄せもお見舞いするが、ストレートでの逃げ足の速さには追いつかずかなり参りました。

今年はでも、マシンの操安も良くハイペースで走れたのは良かったのですが、ガソリンが、燃費の関係で、常にかつかつで、メカさんを悩ませたようです。
終盤には、上位も脱落し気が付いてみれば、総合11位、X−Fクラス3位と言う位置まで上り詰め、最後まで、ねを上げずに走ってくれたBEET9R号は、良くがんばってくれました。
特に今年は、去年の12Rに比べ、運動性能的には、満足する領域で走れたので、ワークスチームに週遅れにされるときでも自分なりにがんばってちょっとはついて行けたかな?

一回だけだったけどロッシにヘアピン手前で、交わされたけど相手も少しオーバー速度気味で進入した為、インが少し空き、今年の私は後半青旗振られても、もうカワサキ勢はいないし、しぶとくインから刺し返しウイリーしながらかっこ良く立ち上がったが、本当にVTRの下の良さには驚きました。ロッシには、何回か抜かれましたが、このヘアピンでの一瞬は、良い思い出に残りました。誰か写真撮ってませんか〜とかなんかしてるうちに最後の中井さんにバトンタッチ、無事走りきれ、順位、週回数共に自己新記録で、また来年につながる結果をスタッフ全員と共に掴んだ結果で幕を閉じることが出来ました。

ご声援ありがとうございました。

橋 芳延  2001年8月22日