The Music Center Japan 最近の活動



   225. Christmas Concert
     
林原澄音ヴァイオリンリサイタルピアノ: 川津直子)

           2008年12月14日(日) 午後2時〜

              
Salon Collina

    
 外は灰色に煙る冷たい雨、赤、青のクリスマスツリーの灯の点滅する温かい
     空間はここだけ。そんなスポットに集った二、三十人の聴衆にロンドンで長く勉強
     した林原澄音さんがクリスマスに因んだ馴染み深いヴァイオリン曲の数々を演奏
     してくれた。
   
     
  
     
    

         プログラム
    チャルダッシュ、シシリアノ、愛の悲しみ、愛の喜び、愛の挨拶、G線上のアリア
    クリスマス・ソング・メドレー、(ピアノソロ)ショパン幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66
    アベ・マリア(バッハ)、アベ・マリア(グノー/バッハ)中国の太鼓、タイスの瞑想曲
    ツィゴイネルワイゼン


      
さして大きくないホール全体がこの二時間クリスマス・ムードに包まれ観客の頭上に
    ソフトでエレガントな愛の調べが降り注いだ。色で言えば淡いピンクに紫か、次にG線の
    アリアが心に深く滲み、森孝之編曲のクリスマス・ソング・メドレーが南米やスコットランド
    に誘なってくれた。黒光りする雫が滴り落ちるようなショパンのピアノ曲に続いて、荘重な
    アベマリア、うっとりと瞑想に耽るマスネの曲、最後は黒い地に火の輪が舞ったような
    サラサーテの曲。
    アンコールに私たち夫婦のためニューヨークに因んだガーシュイン曲と今日の日の縁を
    作ってくれたハワイ在住のベティーに感謝を込めアロハオエを演奏してくれた。
    












   224  第一回ベルギー音楽セミナー

         2008年11月23日〜30日

    
初めてのベルギー音楽セミナーを初冬のブリュッセルで行なった。
   参加者はわれわれ夫婦を入れて七人。ベルギーの人たちと一緒に
   ジョイント・コンサートを行なった。中近世と現代が混在した表情豊かな
   シックな街に一同感激、さらにフランス語圏のモンスの町にフラマン
   圏のブルージュに足を伸ばした。旅の詳細はここをクリックしてください。

    
          
グラン・プラス                             シャンソンを歌う鈴木さん

    
        EU議事堂からの景色                           モンスの町の鐘楼


   
       
  モンスの町                               ブルージュの運河

    
           ブルージュの街                        モンス音楽院で向こうの学生さんと








   

  223.奥田なな子 チェロ・リサイタル
       
(ピアノ: 川田健太郎)

       2008年9月28日(日)14:00〜
          
Salon Collina
 

   
急遽決まったリサイタルだったが、多くの方々に来ていただいた。 奥田なな子さんは
    東京芸大付属音楽高校卒業後、文化庁芸術家在外研修員としてドイツのフライブルク
    音楽大学に留学。卒業後、ベルリン芸術大学で勉学中。ベルリンに住み、ドイツ各地で
    演奏活動中。
    川田健太郎さんも同じく東京芸大付属音楽高校卒業後、モスクワ音楽院に留学。その後
    天満敦子氏の伴奏者として抜擢される。東京フィル、神奈川フィル、ポーランド国立クラカフ
    室内管弦楽団らと共演。今年(2008)モスクワ国立音楽院本科を卒業。、


      

      

      

          プログラム
     シューベルト    ”アルペッジョーネソナタ” イ短調 D821
                   T Allegro moderato
                   U Adagio
                   V Allegretto
     G.リゲティ    無伴奏チェロソナタ
                   T Dialogo
                   U Capriccio
     B.ブリテン    ”チェロとピアノのためのソナタ” ト長調 Op.65
                   T Dialogo
                   U Scherzo-pizzicato
                   V Elegia
                   W Marcia
                   X Moto Perpetuo

    
チェロの音色はヴァイオリンと少し違いあのチョコレートに似てダークで甘味を帯びていた。
    
新進気鋭のこの二人、日本の高校を卒業するなり現地の大学に進み、多感な時期を5,6年
     過ごした。語学や演奏能力はもちろん現地風土に溶け込み異文化を身につけた本格派だ。
     これからの成長がほんとに楽しみだ。
  

      
    
演奏後、いつものようにティー・パーティーを催した。この集まりがまたいい。
     年齢の越え、性別を越え、画家あり音楽家あり、勤め人もおればリタイア組も
     いる。話題は音楽だけでなくいろんな方向に発展する。広く深く人生を眺める
     絶好の機会でもある。 
    


       







  222. アゼリア音楽会(2008年9月)


            2008年9月21日(日) 午後2時〜

                
Salon Collina

    
秋めいてきた今日、二人の演奏者によるアットホームなアットホームな
      音楽会が開かれた。升岡郁子さんと椿真弓さんだ。升岡さんの本職は
      国際線のスチュワデス。多忙な間をぬって色んな文化活動をしておられるが
      なかでもピアノとチェロの演奏は趣味の域を越えられている。

        
       ピアノ演奏に先立ち一言挨拶する升岡さん

        
         ショパン: ノクターン1,3 &  ワルツ

        
              同じく挨拶する椿さん
     
        
    ドビュッシー:雨の庭  ラフマニノフ:プレリュード
       ショパン: エチュード 木枯らし

        
         
        
       バッハ: 無伴奏組曲 1. アルマンド 3.ブーレ

        
        コンサート後のティーパーティー、話が弾む











  221. The Summer Joint Recital
     
−客演: ダニエル・ルービンシュタイン(Vn)をベルギーから迎えてー

        2008年8月20日(水) 開演:19時〜
          
栄区民文化センター「リリス」ホール

   
暑さも峠を越し今日辺りは涼しいぐらいだ。久しぶりにリリスでジョイントリサイタルを開いた。
    やはり生演奏はいいものだ。音楽を音の外で聴いている感じのCDやテレビに対し、ホール
    での音楽は音の内で聴いている感じになるからだ。
    今は北京オリンピックの最中。シンクロナイズド・スイミングを観ているように演奏を聴いた。
    スイミングは完遂度、総合印象、技術度、芸術度で評価されるが、器楽演奏なども同じような
    基準で評価できそうだ。技術度は専門家に任すとして音楽性や総合印象は聴衆それぞれに
    持つことができるだろう。 

                    プログラム

    1. ラヴェル:   水の戯れ      ショパン: ノクターンNo.5 Op.15−2

               
                       高橋恵子  

    2. ドビュッシー: ベルガマスク組曲より「プレリュード」「メヌエット」
       ラヴェル:   水の戯れ

              
                       櫻井良美

    3.  ドニゼッチ:   家を建てたい
        プッチーニ:   「ツーランドット」より”氷のような姫君の心も”
            
              
              田中真弓(ソプラノ) 白川ひかり(伴奏) 

   4.  ショパン:   ノクターン Op.9 No.1 
       ショパン:   ワルツ Op.69 No.2

              
                       升岡郁子

   5.  C.ヴァイン:    ピアノソナタ 第1番

              
                        榎本玲奈

    6.  バッハ:   協奏曲イ短調BWV104  第一楽章

              
             坂牧大地(ヴァイオリン) 坂牧春佳〔伴奏)

        バッハ: フランス組曲第2番 ハ短調BWV813
        ラヴェル: 「鏡」より”道化師の朝の歌”
 
               
                        坂牧春佳

    7.  ショパン:  ノクターン 嬰ハ短調 遺作
        リスト:   ラ・カンパネラ

               
                        柳沢淳子

     8.  F.リスト  巡礼の年第1年「スイス」S.160より第6曲「オーベルマンの谷」

               
                         大吉惇平

     9.  ショパン:  ノクターン第1番Op.9−1、 スケルツォ 第2番Op.31

               
                         愛野由美子

    客演   マルティヌー:   ヴァイオリン・フルートとピアノの為の”プロムナード”

               
           ダニエル・ルービンシュタイン(Vn) 神田望美(fl)大河内佐和(pf)

          ヴィニヤフスキー:  華麗なるポロネーズ作品4(ヴァイオリン&ピアノ)

               PastActivities44.htm へのリンク
             D.ルービンシュタイン(Vn) 大河内佐和(pf)  

     それぞれの演奏が私の中に眠っている美感性を目覚ましてくれた。私の心の中の真っ白な
     カンバスにきれいな花の数々が描き込まれた感じだった。花は花でもより強烈な色香を発散
     するもの、花弁が複雑でより陰影に富んだもの、全体的に深遠でより大きく感じるものと色々。
     今、それぞれの演奏について感想を述べるゆとりも才能もないが、二、三印象的だったものを
     挙げると坂牧大地君(5,6才)の怖さ知らずの堂々たるヴァイオリン演奏、そのお姉さん、春佳
     さん(小6)の大人顔負けのピアノ演奏。さすがはスクリャービン国際コンクール第一位の貫禄だ。
     技術の立派なことはいうまでもないが、大作曲家の曲想を小学生にしてきちんと解釈できるのは
     驚異的、これからの成長がいよいよ楽しみだ。
     ベルギーからのダニエル・リュービンシュタイン、神田望美さん、大河内佐和さんのアンサンブルに
     も好印象を受けた。この秋には彼らのお世話でベルギーで演奏会をする予定だ。出演希望者も
     一般音楽愛好者も参加できるので、希望者はどうぞ。