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On Tour
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the Community Centre, Ingleton / Saturday 6th October

Part of 'Ingleton Folk Weekend', hosted by Mike Harding

Discography
Discography
Setlist
01. The Maid of Culmore
02. High Tide *
03. Black is the Colour
04. (不明)*
05. Falling Like a Star **
06. Where are you ? **
07. False, False *
08. She's like the Swallow

〜休憩〜

09. Lark in the Clear Air
10. There were Roses ***
11. Donald of Glencoe
12. Blue Mountain River
13. I wish I was
14. The Winding River Roe **
15. Spencer the Rover *

encore: Standing on the shore ****
* 印の曲はすべてデビュー・アルバム未収録曲。
** セカンド・アルバムに収録予定の曲。05、06はオリジナルで、
14はカーラの故郷デリー州ダンギブンに縁のある伝承曲。
*** トミー・サンズ(Tommy Sands )のカバー。詳しくはこちらを。
**** アン・ブリッグス(Anne Briggs)のカバーで、原曲は1971年作。


2002年10月5日・イングルトン
英国の北部、ヨークシャー・デイルズ国立公園の西のはずれ、イングルトンという小さな村で
お祭りが開催されており、その一環としてカーラ・ディロンも招聘されていました。
会場のコミュニティ・センターは200名定員と決して大きくはないものの落ち着いた雰囲気の
ホールを備えており、カーラ本人も感心していました。チケットは1ヶ月ほど前に完売しており、
午後8時の開演に向けて20分前頃には会場のバーで買ったビールを片手に、次々と観客が
なだれ込んできました。客層は40〜60代の男女が中心で、大半が村の方々だったようです。

※ 演奏中の撮影は控えましたので、つまらない内容で申し訳なく思います。
そこで、この日カーラ達に聞くことのできた意外と興味深いお話などはこちらに、
またイングルトン村の美しい風景や、とても親切だったB&B(宿)などを簡単な
旅行記としてこちらにまとめてみました。よろしければご覧になって下さい。
コンサート開演
定刻の8時、場内が暗転すると拍手に迎えられ3人が登場。軽く会釈をしながら、それぞれが
所定の位置につく。カーラが曲名を告げると、サム・レイクマンのピアノによるイントロが静かに
流れ始める。‘The Maid of Culmore’。 カーラのデビュー盤の中でも、とりわけ切なく美しい
メロディーを持つバラードでステージの幕が開いた。セス・レイクマンのフィドル(バイオリン)が
カーラのボーカルを慈しむかのように奏でられる。曲が静かにエンディングを迎えると、一瞬の
静寂の後、拍手と歓声が場内を埋め尽くした・・。

この夜、彼女は少し喉の調子が悪かったようで、歌い始める前に咳払いをする場面も何回か
見られたが、時おり冗談を交えた会話で観衆を和ませながら清らかな歌声を披露していった。
アルバムでは彼女のシンギングに少し可愛らしいというか、繊細なイメージを持っていたが、
ライブではいくぶん抑揚をきかせつつ、力強く歌っているように感じた。

新曲の中では、サムのピアノ伴奏のみで披露された美しいバラード曲‘Falling Like a Star’が
とりわけ印象的で、大喝采を受けていた。ステージ中盤で彼女は、哀しくて切ない歌詞の曲が
続いてしまい申し訳ない、というようなコメントもしていたが、そんな彼女の心配もよそに休憩を
はさんだ後半になると、床を踏み鳴らしながら歓喜の拍手を送る人も出始めた。
クライマックス、そして閉幕
‘The Winding River Roe’サムのキーボードから低音のストリングスが聞こえ始め、しだいに
大きくなる。披露された伝承曲はあまりにも美しく幻想的で、誰もが身じろぎひとつすることも
許されずカーラの歌声に引き込まれていく。曲が終わり、まだ余韻の醒めやらぬ観衆からの
拍手が送られる中、メンバー紹介を交えた最後の曲を歌い終えると足早にステージを去る。
しかし、床を激しく踏み鳴らしながら more ! more ! と叫ぶ観衆にほどなく連れ戻された彼女は、
この夜ほんとうに最後の曲を歌い終えると微笑みを持って観衆に別れを告げた。