サーキット走行のために(はじめに)
・サーキットは危険か?
サーキット、レースと聞けば、「危ない」、「事故」などと言った「危険」というイメージが付きまとうが、果たしてそれは正しい認識だろうか?
たしかに、サーキットでひとたび事故が発生すれば、運転者の命まで奪いかねない深刻なものになってしまう場合が多い。そういう意味では、たしかに間違っていない。
しかし、公道を走る時、全く危険はないと言えるだろうか?
年間1万人が死亡する交通事故は、どんなに気をつけていても「もらってしまう」ことがある。
峠道を走っていて、自分がどんなに気をつけていても、対向車が突っ込んでくるかもしれない。見通しの悪い交差点で、ひやりとすることも多いだろう。
サーキットは、そういう予測のできない危険を排除した環境である。
自分の持つ技量を生かして、閉ざされたコースを走る、そういう場所である。
コースから外れても、なるべくダメージを減らすために、グラベルやタイヤバリアがあり、
万が一のための設備も整っている。
ムリをしなければ、不慮の事故がない分、公道より安全といえるだろう。
サーキット=「危険」という認識をあらため、挑戦してみてはいかが?
・”レース”をするわけではない
「サーキット=レース」というイメージが強いが、別に、レースをする必要はない。
確かに、レースには魅力があるし、格好いいかもしれないが、そこでは、コンマ1秒に命をかける必要がある。それでは危険が増すだけだ。
「スポーツ走行」というシステムがある(日本独自のシステムらしい・・・)。
各地にあるサーキットが発行するサーキットライセンスを取得することで、スポーツ走行枠を走ることができるシステムだ。
(ツインリングもてぎでは)レーサー、プロダクション、登録車とクラスが分かれており、登録車であれば、無理なくサーキットを楽しめる。レースにでるための練習に来ている人もいるが、単に楽しく走れればいい、という人もいる。
「レースをやるつもりはない」などと敬遠するのではなく、まずは挑戦してみては?(しまった、おんなじ終わり方だった・・・(^^ゞ)