■ | 旅 の 風 景 |
トルコ/イスタンブール・アンカラ→(カイロへ)
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はいはい、全員で口ずさみましたよ〜。♪おいで〜イスタンブール〜♪来たわ〜イスタンブール〜♪。 ここはあの有名なプルーモスクです。6本のミナレットが太陽に輝いてほんとに美しい。この尖塔(ミナレット)から祈りの時間を知らせるらしいのですが、1日5回もお祈りをするとか。 トルコも暑くて35度。しかしエジプトでの42度を体感しているので涼しいという言葉が口をついて出たのは我ながら驚きました(^^)〜♪ |
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ブルーモスクと言われるだけあって、中は青いイズニックタイル、そしてそれが輝くように配置されているステンドグラスからの光がとても綺麗。これも当時の王様の権力の偉大さを物語っているのだろう。 それにしても、エジプトと比べると、この町の中の清潔さと美しさはどうだろう。トルコは現在EU加盟を目指している。それには沢山の難関が待ち受けるようだけれど、国の勢いがこうも人々の生活や環境に影響を与える。 |
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ブルーモスクの中には絨毯が敷き詰められている。私が座っている赤で囲まれた一区画が一人分で、その計算でいくとモスクの中にはなんと5000人が座れるらしい。 私、悔い改めよ〜♯ はい… ピラミッドのせいで足が…いてぇ−のです。 座ったけれど、立たれん(-_-;) 回り、誰も居ない… 悔い改めている間に置いて行かれた… |
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モスクの外に出ると何やらトルコのお菓子が売られていました。ちょうど日本の巻き飴のよう。食べている人に聞くと、甘いけれどまあまあ美味しいらしい。 旅先では大抵いろいろと買って食べるのだけど、今回は水も悪いし、お腹を壊しては大変だと、極力自制している。ちょっと心残り。 |
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市内にある地下宮殿への入り口に止まっていた車の下で、寝ているわんこを見つけました。エジプトのわんこよりちょっと小ぎれいだけどやはりノラ。 トルコには、マスチフの風貌に似たカンガル犬が居るのでどこかで見かけはしないかと期待したけれど、今は純犬種はかなり少なくなっているそうだし、やはり市内に居るはずはないだろう。 カンガル犬は訓練せずとも、訓練された犬以上の能力を持つという世界一頭のいい犬とか、出遭ってみたかった。 |
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市内をあちこち観光して回り、今はもう午後9時を回っています。これからアンカラに向けて、寝台特急アンカラエキスプレスで移動です。 そう、アガサクリスティの名作、「オリエント急行殺人事件」の急行の発着がこのイスタンブール。 待ち時間、駅の構内で休憩中。待合室の窓から見えるマルマラ海の夜景が情緒をあおる。向こう岸の黄色い丸いのはさっきまで飛んでいた気球。きっと観光用だろう。 |
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広い待合室にみんなで座っていると、ひょっこり一頭のわんこがやってきました。観光客が置きざりにしたのか、やけに人なつっこいのです。私にもすり寄ってきてそばを離れません。耳には鑑札のような小さな札がピアスのように取り付けられていて、ノラ犬ながらこの犬が国の庇護の元にあるのだと分かりました。ちょっとほっとした瞬間。 トルコがEUに加盟するためには、こんな動物愛護も条件になっているはず。エジプトとの大きな違いを垣間見た思いでした。 |
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午後10時半、アンカラエキスプレスに乗車、アンカラには朝の8時に到着予定です。 身の回りの一泊分の荷物を用意しましたが、シャワーが使えないのがちょっと辛い。沢山汗拭き用の濡れティッシュを持ってきているので代用しようかといろいろ思案しながら乗り込みました。とはいうものの駅の構内で水も買ったし準備は万端。 |
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この列車の寝台は一等列車、しかし中は非常に狭いです。この二人分の椅子が倒れてベッドになり、上部も倒してもう一人分のベッドが出来ます。一等車は二人用なのだと知りました。私はそれを一人で使うのでツインのシングルユース。二人ではちょっとしんどい部屋の広さです。 けれど冷蔵庫もあり、小さい洗面所も付いていて、お湯が出るので、寝るだけの用なら十分足せる。 |
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椅子の上部を倒しただけで簡単にベッドになりました。私でも出来るのに、車掌さんがやって来てするという。勿論そのためにチップがUS1ドル。 お隣にも一人のツアーの方が居る。冷蔵庫が冷えなかったらしく、駅で買ったビールを冷蔵庫に入れていて、夜中に飲もうとして缶を開けたら、泡が滝のように吹いて出たとか。旅の思い出の笑い話だけれど、顧客満足度は低い。かのオリエント急行は豪華列車、こんなことはあり得ない〜。一度乗ってみたいなぁ。 |
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朝7時半、先ほどビュッフェで朝食を終えました。私達のツア−の朝食時間が6時半から7時までと決められていたのでちょっとせわしなく、食べなくてもいいかと思ったけれど、何事も体験だと食堂車まで出かけました。 あと30分程でアンカラに到着です。身支度も済みました。窓の外にはのんびりとした風景、アルファは今頃、玄関先で昼寝中かな〜と又ちょっとアルファを思い出しました。 |
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首都アンカラは中央アナトリアに位置します。ここにはカッパドキアの世界遺産もあり雄大な自然が広がります。これはカイマクル地下都市。キリスト教徒がアラブの迫害から逃れるために造ったと言われ、かつて5000人もの人達が暮らしたという都市です。 私が立つ左手横の穴はキッチン、内部は通気口もあって空気は新鮮です。気温も15度ほどで一年中安定しているらしい。それにしても狭い。当時の人はきっと身体が小さかったのに違いない。 |
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カッパドキアとはこの土地一帯を示す地名のこと。その中のここはギョレメの村です。大小のきのこ岩がニョキニョキ栄えている様は世界に二つと無い。長い年月の間に風雨にさらされ浸食されて出来た奇岩なのだろうがこの景観は圧巻です。 ギリシャのメテオラにも息を呑みましが、やはり日本とは違う大地そのものの広大さなのでしょう。冬には雪が降るらしいのですが、荒涼とした雰囲気が偲ばれて当時はさぞかし厳しい生活だったと思います。 |
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カッパドキアの丘の上でついに見つけました−!(^^)!、これがトルコアイス−☆出発前にマキちゃんが教えてくれたこのアイスを私は全く知りませんでした。日本でもスーパーに出ているらしい。 実は、私達ツア−客が30人近くも押しかけて、この丘の小さな出店のアイスは完売。おじさん、延ばそうにもアイスが無くて延ばせませんでした。^^; 今日も気温は35度。冷たいモチモチアイスが期待以上に美味しかったです。 |
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トルコアイスを次に見つけたのが夕食時に寄った海辺のレストランの前−☆このアイスは、ドンドゥルマと呼ばれ、あのモチモチ感はサーレップというラン科の植物の根の粉が入っているからだとか。これはトルコが暑い国なので、アイスが溶けるのを防ぐ知恵らしい。 私はこのおじさんからアイスののったコーンを貰おうとしたらすっと取られたり、さんざんおちょくられましたが、これがこのアイスを売る時のパフォーマンス。一個が3リラ(日本円で300円)とは安くはない。 |
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カッパドキアの洞窟レストランで飲んだワインが若いのだけど味はまずまずで、買って帰ることにしました。トランクの重量は20sまでなので、奇岩を模した小さいのを買い求めましたが、帰国後に開けてみると、分量はコップに一杯もあるかないか、上げ底ならぬ、幅広に見せた入れ物にがっかり。 主人が味見をして、若いな、と言ってもう一杯飲もうとするともうない…酒飲みには騙されたみたいなお土産でした(^o^)’ |
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レストランでは朝食はバイキングになっていて、結構品数も多く、それなりに楽しめる。でもそろそろ同じ食事にも飽きてきて、今朝は日本から持ってきたお粥とみそ汁、それに妙に食べたくなったきつねうどんを食べることにしました。お茶はほうじ茶。 ミネラルウォーターを専用のポットに入れてお湯を沸かし、あとは注ぐだけで和食の出来上がり〜。特にみそ汁は身体を元気にする気がして、あー日本人だわ☆ |
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トルコでは買い物を楽しみにしていました。エミノニュにあるエジプシャンバザールでは、チャイや香辛料など専門店がいっぱい。縦にも横にもお店が延々と並んでいてとても賑やかでした。 ここでは、みんなノーリードで放し飼い(笑)2時間たっぷりとお店を見て回る時間がありました。私が一番イキイキとする時−(^_^)v |
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オプショナルでボスフォラス海峡のクルージングに行きました。マルマラ海峡と黒海を結ぶ海峡なのですが、この船に乗ると、トルコがアジアサイドとヨーロッパサイドに2分していることが理解出来ます。 船内でチャイを飲みながら、今私はアジアの最西端、ヨーロッパの最東端に居るのだと思うとちょっと熱くなるものがありました。 今まで考えたこともなかったトルコの国の大地。その魅力の一端がアジアと欧州の文化の融合にあったとは私なりのちょっとした発見でした。。 |
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オプションで続いて訪ねたのが豪華絢爛なトプカプ宮殿です。イスタンブールの一番見晴らしの良い丘に立つ宮殿の中は、ほとんどが写真撮影が禁じられています。沢山の部屋があって、全部を見て回るのはとてもとても無理。この祭壇の前で悔い改めよ〜☆ 金銀財宝や目を見張る宝物には思わず溜息が漏れる。さすがに観光客がいっぱいで、バスや車が渋滞している。午後のカイロ行きの飛行機の時間が気になるトルコのガイド、イルハンさんはイライラしてました^^;。 |
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実は私の横に居るのはトルコの警察官〜私達ツアーのボディガードをしてくれています。エジプトもトルコもテロの厳戒態勢で、空港などの荷物、ボディチェックはとても厳しい。 パスにもこうしてお巡りさんが乗ってくれて守ってくれていました。トルコと日本の東京は姉妹都市。人々もとても友好なのは嬉しいことでした。 |
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トプカプ宮殿を見学したあとは、イスタンブールからエシ゜プト・カイロに向けて移動です。飛行機で2時間ほどで到着するのでそれ程の距離ではないのだけれど、空港での待ち時間がとても長いので、倍の時間がかかった気がします。 で、ここはエジプト考古学博物館です。ミイラやツタンカーメンを見ることができましたが荷物のチェックやボディチェック、館内も厳しくて、ここも撮影禁止。 |
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ツタンカーメンはかつて日本に来た時、私は一度対面しています。なので感慨深いものがありました。 私:お久しぶりです。変わっておられませんね。 王:おーっ懐かしや。あなたは随分と変わられた。 あの頃はセーラー服で… 私:むっ(>_<)放っておいてください。 |
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今回のツアーでご一緒した皆さん。大変お世話になりました。ありがとうございました。ガイドのヤーセンさん(左端)、素晴らしい案内でした。今までで最高の現地ガイドさんだったです。無事に帰国出来たこと心から感謝致します。 |
☆旅の情報 今回はネットで皆さんから沢山の情報をいただきました。とても役立ち助かりました。そのお礼にというとおこがましいのですが、2007年6月末日現在頃の現地の様子をお知らせ致します。これから旅行に出ようと思われる方のお役に少しでも立てば嬉しいです。又ご質問などがあれば、分かる範囲でお答え致しますのでお尋ね下さい。 |
・両替: 日本円・クレジットカードの他に、日本で換金したUSドルで5万円ほどを持って行きました(使いやすい様に1ドル札を多くしています)そのうち、到着したカイロの空港で、30ドルをエジプトポンドに替えましたがちょうど良かったです。エジプトはUSドルがほとんどのところで使えます。おつりはエジプトポンドて゜来るので、できるだけ使い切るようにしました。トルコも同じく空港で両替。空港では両替のため列が出来るので、早めに並ぶのがいいです。 ・水: 生水は絶対飲まないのが賢明です。レストランといえども、生野菜やカットフルーツも食べないようにしました。歯磨きもホテルの水道水は使わず、ミネラルウォーターですすぎました。町の中のジュース類も要注意。胃薬や消化薬も上手に使ったお陰で私はお腹を壊さずにすみました。ツアーの中でも何人かは調子を悪くされたようで気の毒でした。 ・チップ: ホテルなどで何かをしてもらったり、枕銭などは1USドル。空港内のトイレでは、チップは不要です。ただ、トイレ掃除をしたりしている現地の人がチップを要求する場合があります。これもなくても済みますが、気は心で上げるなら50ピアストル(日本円で10円)くらいで良かったです。博物館などでも同じ。 ・その他: 今回ギリギリになって知ったのが、搭乗税・旅客サービス税・出国税としてエジブトは7200円、トルコは3000円が必要だということ。又、これはいつものことですが、燃油特別付加運賃として合計14.740円がいりました。更にエジプト入国にビザがいるため、1回の入国について15USドルが必要でした。今回は2回エジプトに入国するので計30USドルがいります。これらは当初のツアー代金には含まれない為、当日空港で支払うことになりました。又、7月1日付けで帰国時に税関申請をするものがなくても出さなければならなくなっています。申請用紙は飛行機の中でくれるので記入して、パスポート共に出します。 カイロ空港の3階にはマクドナルドがあります。日本のとはわずかに味が違う気がするものの、「あーこれこれ」と、日本では滅多にマクドは食べない私でも満足でした。世界共通のこの味にこんなに嬉しい気がするのは現代社会にやはり毒されているのか…いやぁそれでも美味しかった。待ち時間がある方は行ってみて下さい。 ・注意 エジプトもトルコも空港内は撮影禁止です。日本人は危機感が少ないため、ついカメラを向けてしまいそうになりますが、現地ではテロの警戒でピリピリしています。ご注意下さい。 なお、今回利用した旅行会社は、阪急トラピックスです。 |