Good morning Hello,21century
21世紀である。
19の後に20があり、20の後には21が来るのは当然のことではあるのだが、「21世紀」といえば、そういう連続した流れとは別のところにある「未来」のことだと思っていた方も多いのではないかと思われる。
ことによるとそれは、ある世代にとっては、人の生理を逆なでするような形状の建物が林立し、空中に無遠慮に張り巡らされたエアチューブの中をタイヤの無いエア・カーが飛び回り、ウルトラマンみたいな格好の服を着た人々が、一部屋を占領するほどに無駄に巨大な歯磨きマシンで歯を磨いているような、そんな世界であったかもしれない。
おそらくはそうした世代が、既に社会の第一線を張るようになっているということなのだろう。21世紀の到来に歩を合わせるかのように、ホンダやソニーはロボットを作り、シャープは壁掛けテレビを売り出した。そういえば、「OH!X」誌の植木氏は「であれば、トヨタは空飛ぶ車ぐらいは作る道義的義務が有るのではないか」ということを書いておられた。
とまあ、「21世紀」とはそんな時代なわけである。
そのせいかあらぬか、元日の新聞には、次代の超高速飛行機計画(の模型のようなもの)が載っていた。
その模型、これが実に「21世紀」テイストに溢れたシロモノで、そう、丁度「サンダーバード」に出てきたメカ群のとなりに置いても全く違和感の無いようなデザインであった。
飛行機というよりは大陸間弾道弾のようなその機体は、確かに空力的に優れたフォルムなのだろう事は想像に難くはない。とはいえ、それが人をして唸らせるようなものであるかというと、話は別である(違う意味では唸るかもしれないが)。
今更ながら、「カッチョ良いものを作れ。そうすれば、空力的に優れたものが出来上がる」という、新幹線のデザイン思想の凄さを思い知るのである。
にしても、嗚呼、これが未来なのですね。
お忍びの話
先日、普通の革靴で歩いていたら、自分の靴のたてる「カッ、カッ」、「コッ、コッ」という音が(そんなに硬質の音でもないような気もするが、靴音といえば、普通はこんな擬音だろう)妙に耳に付いた。それでどうしたというわけでもないのだが、なるほど、sneakerとは良く言ったものだ、と妙なことに感心した次第である。
そういえば、どこぞのテレビ局の主催する映画の試写会は、確か「スニーク・プレヴュー」と銘打っていたハズだ。
テレビで観覧者募集の告知まで打っておきながら、どこがスニークやねん、という意見は事業部内で出なかったのだろうか。
ひょっとすると、こうやって諸処でネタにされる事の宣伝効果まで折り込み済み?やるな、某局!
5歳からの3DCGアニメーション入門
5歳(だか4歳だか6歳だか、つまりそのくらい)になるウチの甥っ子が、何やら紙にお絵描きをしていた。
何であるか、と問うたところ、どうもロボットやら戦闘機やらを描いているとのことであった。
で、ふと思い付いて、試みにDoga-L1を弄らせてみることにした。
ご存知の方も多いかとは思うが、Doga-L1の基本画面は三面図になっていて、そこに各パーツを置いていくという操作体系を採る。はて、5歳(だか4歳だか6歳だか)に三面図が理解できるカナ。各々の画面の関係はどう説明したものか。等々思案していたら、お子様恐るべし、どうも直感的に理解しているらしい。
挙げ句に完成させたのがこのムービー。Doga-L1の操作のシンプルさもあるにしろ、正直ちょっとした驚きであった。
幼い頃から叩き込めば、なるほど、天才的なパフォーマンスを発揮するのも道理である。だからといって、3DCG英才教育なんぞ、施すつもりにもならないが(私は)。